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人間関係は行き違いがあって当然? アドラー心理学から学ぶ快適なコミュニケーション法

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※画像:『人づきあいがラクになる「心理学の教え」』(井上知子/著、日経BP社/刊)

 人生を楽しく生きるために必要な大きな要因の1つは、快適な人間関係だろう。家庭や職場、さまざまな状況で人との信頼関係を築くことは、お互いにとって大切なこと。とはいえ、人の大きな悩みであるのも人間関係だ。

 『人づきあいがラクになる「心理学の教え」』(井上知子/著、日経BP社/刊)は、アドラー心理学をバックボーンとし、快適な人間関係を実現するための具体的な方法を紹介した一冊だ。

 人と人の関係を作る基本はコミュニケーション。家庭でも、職場でも、ご近所付き合いでも、やはり会話が基本だ。この会話が和やかに進んでいればいいが、時に行き違ってしまうこともある。コミュニケーションギャップだ。どうやったらこれをなくせるのか。実はそう考えていることに、意外な落とし穴がある。

 コミュニケーションギャップをなくしたいと思っている人は、前提として「コミュニケーションギャップがあるのはおかしい」という感覚を持っていると著者は指摘する。この感覚がギャップを大きくし、人間関係を壊してしまうというのだ。

 考え方や価値観は人によって違うのだから、同じ物事をどのくらい大切に思うかも、ギャップがあって当然のこと。まず、大前提として「物事のとらえ方は人によって違うのが当然」と、しっかり肝に銘じよう。ギャップはあるものだ、と思っておくのが、コミュニケーションの出発点となるという。

 さらにもう1つ、落とし穴がある。話せば理解しあえると思っていることだ。

 ところが、価値観の違いや双方の思い込みがある場合、話せば話すほど理解から遠くなることも多い。遠くならなくても、平行線を辿っていると話し合いは終わらない。理解しあうのではなく、双方の理解を深めることはできる。そのときのポイントを著者は2つあげる。それは、「違いを違いとして受け止めること」「一致点は何か、合意点は何かを相手と一緒に探すこと」だ。このポイントに気を掛けると、「違う」はずの相手との感覚的な溝が埋まりやすくなる。

 気持ちよく毎日を過ごすためにも、快適な人間関係を築くために欠かせない2つのこと。とはいえ、相手のいることなので、自分の思い通りになるとは限らない。そのときのためにも、人と人を信頼でつなぐための対人間関係技術を身につけるべきなのだろう。
(新刊JP編集部)

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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。