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モルヒネを大量に投与されたら死期が近いはウソ!? 緩和ケアへの誤解が、がん治療の妨げに

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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緩和ケアの始まりは終わりの始まりではないshutterstock.com

 緩和ケアというと、どのようなイメージを持つだろうか。「ほかに治療手段がなくなった時に行うもの」「死を迎えつつある患者に行うケア」と思う人が多いかもしれない。

 しかし、これは大きな誤解だ。緩和ケアは、がんに伴う身心の苦痛・つらさに対する積極的な治療であり、「がんと診断されたら同時並行で始める」ことが必要な、発症早期からの治療である。日本では2007年のがん対策基本法にうたわれた頃から、その取り組みが本格化したが、WHO(世界保健機関)はすでに2002年に「緩和ケアは疾患の発症早期から始まる」と定義している。

痛みを取り除くだけでなく延命効果もある

 緩和ケアは単に苦痛を取り除くだけではない。それどころか、患者を元気にし、延命をもたらす効果もある。