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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

そもそも料理に砂糖など使ってはいけない!病気の危機呼ぶ ウソだらけの料理研究家

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「Thinkstock」より
「テレビなどのマスメディアが流す情報は、ウソばかりで信用ならぬ」とお考えの人は数多いらっしゃるでしょうが、カネをくれる人や団体にとって有益な情報しか流せないというのは致し方のないことかもしれません。

 従って私は普段、テレビを見ず新聞も読まないことにしておりますが、時々目にする料理に関する番組などはウソ情報の最たるもので、あからさまに番組スポンサーの製品を使うことに恥ずかしさも持たないほどの愚かな人々が番組を作っていると感じ、汚らわしささえ覚えます。そこに登場する自称「料理研究家」、または「料理家」の低俗さには腹立たしさを通り越して呆れ返ることもしばしばですが、最も嫌なのが「お食事はバランスです」という言い方です。

 私は常々、そのような発言をする料理研究家に聞きたいと思っておりますが、彼らの言うところの「バランス」とは、いったい何を指しているのでしょうか。バランスというからには、何かと別の何かが存在するはずですが、それは一体何と何のことなのだろうと、かねてより疑問に思っております。肉と野菜のバランスなのか、ごはんとおかずのバランスなのか、はたまた塩と砂糖のバランスなのか、それははっきりしません。

 ただなんとなく、意味もわからず「バランスが大事」と言っているにすぎないような気がします。おそらく数値化もできないでしょう。本来であれば、バランスというのは数値化できなければいけないのですが、そんなことも知らないと思います。

 確かに食事にバランスは必要で、また重要なことです。それは穀物と豆類の摂取バランスであり、動物性たんぱく質と植物性食品のバランスであり、葉野菜・果菜のグループと根菜のグループのバランスであり、またオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスです(2014年9月27日付本連載記事『“えさ”を食べさせられている現代人 必須栄養素約50種、1つでも欠けると生命の危険?』参照)。

 これらの食品をバランスよく摂取できていれば、私たちの健康は間違いなく守られます。しかし、テレビに出てくる料理研究家たちが、それらの本当に必要なバランスに関して話しているのを聞いたことはありません。