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フジテレビ、ハチャメチャ人事で視聴率さらに壊滅的 低迷の戦犯を大抜擢の暴走

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フジテレビ本社(「Thinkstock」より)
 必勝を期したはずの4月改編も、大失敗に終わったフジテレビ。ゴールデンタイムで始まった『発見!なるほどレストラン』『世界HOTジャーナル』は、視聴率4%台を連発している。

 6月の人事では、『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』などでトレンディドラマブームを巻き起こした大多亮常務が、局の根幹を担う編成制作から外され、バラエティ部門を引っ張ってきた港浩一常務は、持ち株会社のフジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビジョン(以下、共同テレビ)の社長に就任する。

 また、安藤優子キャスターの夫で情報制作局制作担当局長の堤康一氏は、制作会社・ネクステップの社長に就任する。昨年の“全社員の3分の2異動”に続き、再び大幅な組織改編が行われている。

 この中でも、港氏の異動は業界の注目を集めている。港氏は、バラエティ班のトップに君臨し、番組にもたびたび顔を出してきただけに、その存在を知る視聴者も少なくない。テレビ局関係者が語る。

「これだけバラエティがコケれば、なんらかの措置を講じないわけにはいかないため、港氏は異動になったのでしょう。ただ、港氏の場合、左遷とはいえないと思います。フジの視聴率が落ち始めた2012年には、『めちゃ×2イケてるッ!』の総合演出である片岡飛鳥氏がコンテンツ事業局に飛ばされたり(現在は制作に復帰)、昨年には『FNS歌謡祭』『MUSIC FAIR』など音楽番組を仕切っていたきくち伸氏が、ペイTV事業部に異動になりました。彼らは、完全に地上波テレビ制作の現場から切り捨てられたわけです。

 しかし、港氏のケースはまるで違います。共同テレビは、バラエティをはじめフジの番組を多く作っているため、フジに対する影響力は小さくありません。港氏は日枝久会長の覚えがめでたいといわれており、この異動は目くらましのようなものでしょう」

「会長の意向ありきの人事」と揶揄されても、仕方ないのだろうか。前出の関係者は、さらに語る。

「片岡氏は『めちゃイケ』、きくち氏は『FNS歌謡祭』できちんと数字を残していましたが、異動になってしまいました。それ以降、両番組とも視聴率が下落しています。4月から始まった『水曜歌謡祭』は視聴率1桁と低迷していますが、きくち氏がいれば、また違った結果が出た可能性も高いです。番組制作は、基本的にトップの人がすべてを決めます。いくら、同番組が『FNS歌謡祭』と同じ制作スタッフだといっても、核になる人物がいなければ、似て非なるものになってしまいます。単なる『FNS歌謡祭』をまねた番組になるという、最もダメなパターンに陥っています。

 一方、港氏はバラエティのトップにいたわけで、誰よりも低迷の責任を取らなければならないはずです。それなのに、フジへの影響力が強い共同テレビの社長に就任とは……。ほとぼりが冷めた頃、またフジのバラエティに復帰するのだと思いますが、この人事で、かつてのフジの勢いが戻るとは到底思えません」

 1988年の社長就任から27年、今も変わらず絶大な影響力を誇る日枝会長が、まずは不振の責任を取るべきではなかろうか。
(文=編集部)