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和歌と楽曲の観点からマジメに検証! 君が代の歌としての価値はどこにあるのか?

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【「月刊サイゾー」立ち読みサイト「サイゾーpremium」より】

──日本人ならだれでも歌える(はず)の国歌・君が代。その歌詞が戦前の軍国主義思想を継承しているとして、戦後から長く議論の対象となってきた。学校で国歌を歌わない職員が重い処罰がくだされる現状には、裁判所でさえも行き過ぎと判断している。ここでは、基本的な問題の経過を抑えつつ、もっとも根本にある歌としての君が代について迫ってみよう。

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『君が代』(コロムビアミュージックエンタテインメント)

  1999年の「国旗国歌法」制定から十数年。卒業式シーズンになれば必ず「君が代歌唱の是非」などが報道されている。

 全国の自治体の中でも、特にこの騒動が拡大したのが東京都だった。東京都教育員会(都教委)では、国歌斉唱中に各教職員の動きを見張る監視員を派遣するという徹底した方針で、10年間に400人以上もの教員を処分。12年には、それらの処分に対して最高裁が「慎重な考慮が必要」という判決を下すほどだった。この方針の是非はさておき、さすがの都教委も“やり過ぎ”と反省したのか、ここ数年は、処分を受ける教員の数は少なくなっている。

 そんな東京都に代わって、現在この問題が加熱しているのが大阪府だ。11年、当時大阪府知事であった橋下徹氏が主導して、国歌斉唱時に職員の起立を義務付ける条例を制定。12年には、大阪市にも同様の条例を制定し、都教委よりも厳しい「口元チェック」で教師たち監視。この条例によって今年3月には、9人の教員が処分の対象となった。

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