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テレビ局が芸能事務所の“下僕化”?「俺たちはガキの使いじゃねえ」局員達の悲痛な叫び!

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「Thinkstock」より
 7月になり、新連続テレビドラマの季節がやってきた。視聴率絶好調の日本テレビは、水曜22時台に杏主演『花咲舞が黙ってない』の第2弾を放送する。フジテレビは、“月9”の『恋仲』に福士蒼汰と本田翼が主演。フレッシュな顔触れを持ってきた。TBSは、得意の日曜21時台に唐沢寿明主演の『ナポレオンの村』で勝負を懸ける。また、同局木曜21時台の連ドラ枠最後になると報道されている『37.5℃の涙』にも注目が集まる。

 連ドラがスタートすると、宣伝のために主演女優や俳優がバラエティ番組に登場したり、雑誌の表紙を飾ったりするケースが目立つようになるが、どのように出演が決まるのだろうか。テレビ局関係者が話す。

「局側が『こんなメディアから取材依頼が来ています』と提示し、事務所がOKとNGを出します。力のある事務所になると、『これとこれなら出ても良いけど、あとは全部NG』などと先に言ってきますね。局側の主導で進めることはまずなく、事務所にお伺いを立て、言いなりになる。まるで下僕です。本当に『俺たちはガキの使いじゃねえ』と叫びたくなりますよ」

 では、なぜこのような体制が築かれてしまったのだろうか。

「実際にはどうであれ、『この女優や俳優を主演に持ってくれば数字が取れる』という考え方が一般的になってしまった。実際、すべてに当てはまるわけではありませんが、そういう傾向があるのも事実です。そうすると、どうしても事務所側が強くなります。もちろん事務所はテレビ局のことよりも、所属するタレントのメンツや見え方を大事にします。もちろん、ドラマの視聴率が良いに越したことはないですが、『この番組で宣伝すれば数字が上がる』という法則はないですし、人気番組はいくつかありますから、出たいものを選べてしまうわけです」(同)

 事務所に振り回されるだけ振り回されて、それでも事務所の呪縛から逃れられず、キャスティングありきのドラマが生まれる。前クール(4~6月期)の連ドラで全話平均視聴率20%越えは一作もなし。視聴者も、事務所主導のドラマづくりを見透かしており、飽き飽きしている証拠だともいえよう。

「広告代理店の作成する俳優の潜在視聴率なるリストがある限り、キャスティングありきのドラマはなくならないでしょうね。しかし、もうそんな時代じゃないとわかっているテレビ局関係者も少なくないですよ。しかし、上の人間の考え方が変わらない限り、今のやり方は続くでしょうね。主演の人選はトップダウンで、現場がどうこう口を出せる問題じゃないんですよ」

 現在の上層部がテレビ界から退く頃には、もう誰もテレビの話題を口にしなくなっている――。そんな時代が来ないことを願いたい。
(文=編集部)