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鷲尾香一「“鷲”の目で斬る」

ガソリンスタンド激減!地方の生活基盤が崩壊危機?

文=鷲尾香一/ジャーナリスト

 ただ、これらの都府県は、そもそもガソリンスタンドの数が多かったため、減少幅は大きいものの他の道府県に比べればまだ絶対数は多い。都道府県別で見た場合、揮発油販売業者が最も少ないのは鳥取県で、その数は95業者と、100業者を下回っている。次いで、沖縄県の133業者、佐賀県の135業者、奈良県の151業者の順だ。

 いずれにしても、地方都市のほうが中核都市よりもガソリンスタンドが減少した時の影響は大きい。そもそも数が少ない上に、交通インフラの発達度合から考えて、地方都市のほうが自動車に依存度が高いからだ。

 身近にあると気にもならないが、今、地方ではガソリンスタンドの減少により、生活基盤を脅かされる状況が発生している。そして、これまで一貫して低減してきたように、今後も減少を続ける可能性が大きい。
(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)

鷲尾香一/ジャーナリスト

鷲尾香一/ジャーナリスト

本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。

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