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新社会人に伝えたい、茂木健一郎が語る「伸びる新卒社員」の脳はココが違う!

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※画像:『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』著:茂木健一郎/学研パブリッシング

 入社して3ヶ月、新社会人はそろそろ新しい生活リズムに慣れてきたのではないでしょうか。最初はついていくのだけで精一杯だったのが、徐々に周りが見えてきて、自分がこれからどんな方向に成長していきたいのかに考えが向かい始めた人もいるかもしれません。

 「仕事面の成長」の定義は明らかで、「結果を出せる人になること」です。とりあえず新社会人としてはここを目指すべきでしょうが、「これから伸びていける新卒社員と、そうでない新卒社員では、脳の性質に違いがある」と語るのは、脳科学者の茂木健一郎さんです。

 茂木さんは、どんな仕事でも結果を出し続けられる人になるために必要な「脳」の作り方を自著『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』(学研パブリッシング/刊)で解説。ビジネス界を中心に大きな反響を呼んでいるその内容を実践すれば、自分の脳が「伸びる人の脳=デキる人の脳」に変わっていくのを実感できるはずです。

■「締切」が人をクリエイティブにする

 デザイナーや作家に限らずどんな仕事でも、アウトプットは必ず求められますから、結果を出し続けるためにはクリエイティブでないといけません。

 ただ「クリエイティブ」といっても、絵や楽器が得意である必要はありません。茂木さんいわく「クリエイティブの本質とは、様々な制約をクリアしながら新しいものを作り上げること」。そしてその「制約」の最たるものが「締切」です。

 「締切を守りつついかに最高のアウトプットをするか。この感覚を身につけることができた人は伸びる」と茂木さんはいいます。

■自分と対話できる人が、最後に勝つ!

 見栄えのする派手な仕事は全体のごく一部で、人の目に触れない地味な仕事の方が多いということは、もうそろそろわかってきた頃かもしれません。こういう日の当たらない地味な仕事を根気強く続けることは案外難しいもので、気持ちを切らさないためには「自分と対話できるか」がカギになります。

 「今日の自分がどんな状態なのかを自分と対話しながら確かめる習慣がある人は、“まだ頑張れる”“ここでやめておこう”というジャッジが正確にできるため、心身の調子を崩すことなく、モチベーションを継続しやすい。結果として仕事力が上がる」(茂木さん)。

■小さな成功を恥ずかしがらずに喜ぶ

 「毎日の仕事の中で小さな課題を見つけて、それをクリアしていくという“小さな成功体験”を積み重ねることで人は成長していく」と茂木さんが語るように、仕事でも“小さな成功体験”もきちんと「成果」とみなして喜ぶことが大事。大きな結果ではないから、と遠慮することはありません。どんなにささやかな成功でも堂々と喜ぶことで、目標を設定してそれをクリアするという脳の働きは強化されていきます。

■いつもと同じ行動で脳を「無の境地」に

 仕事で結果を出すための脳とは、頑張りを継続できる脳のこと。「この脳を作るために今すぐできることがある」と茂木さんがすすめているのは、「仕事以外のことに極力脳のエネルギーを使わない」こと。つまり、無意識に仕事に入っていけるような「ルーティン」を作ってしまえばいいのです。

 たとえば、「出社したらまずパソコンを立ち上げてTo Doリストを確認する」という一連の動作をルーティン化して何も考えずにできるようになってしまえば、その分だけ脳のエネルギーは節約され、本当に考えるべきことに費やすことができます。

 マーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズといったイノベーターたちがいつも同じ服を着ているのも「服選びにかけるエネルギーをもっと他の大事なことに使おう」という脳の機能に沿った行動なのです。