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視聴率軒並み1ケタ…“連ドラのフジ”の終焉?原作書籍にも悪影響、出版社に使用拒否の動きも

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フジテレビ本社(「Thinkstock」より)
 7月からスタートした今期 (7~9月期)の連続テレビドラマが、軒並み絶不調だ。プライム帯で1話から全話2ケタの視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)を維持しているのは、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系) だけ。初回13.1%と好発進だった『ど根性ガエル』(日本テレビ系)は、3話で半減以下の6.4%に落ち込んだ。

 なぜ、これほどまでに連ドラの視聴率が獲れなくなっているのだろうか。テレビ局関係者が話す。

「何年も同じようなキャスティングで、同じようなドラマを見せられては、飽きがきて当然でしょう。特にフジテレビでその傾向が顕著ですが、連ドラのキャスティングは局上層部が決めて、トップダウンで降りてくるため、製作サイドは口を挟めません。大手芸能事務所との関係を優先させるので、役者ありきのドラマになってしまう。本来は物語あってこその配役ですが、順番が逆になってしまっている。この体質は変わりそうにありません。ここ最近は特に、視聴者の“連ドラ離れ”の深刻さを身にしみて感じています」

 今期はフジの“月9”『恋仲』が、初めて1話目で1ケタを記録するという大惨敗に。2話も9.9%に終わった。亀山千広社長肝いりの原作なしのオリジナルラブストーリーで、“月9”復活を期待されたが、思わぬ苦戦を強いられている。

「ずっと原作に頼ってきたツケが今になって現れている。はなからオリジナルをつくる意志のない製作者もいましたからね。今期、フジのプライム帯連ドラは4作中3作がオリジナルですが、その3作すべてが7月時点では視聴率1ケタに終わっている。かつてドラマ製作のトップを走ってきたフジの凋落がわかりやすいかたちで数字に出ています。“連ドラのフジ”終焉が決定的となりました」(同)

 こうした現状を受け、出版関係者からはこんな声も聞こえてくる。

「これまでは、『連ドラになれば、宣伝になって書籍も売れる』という理由で、出版社はテレビ局に無料で原作の利用を認めるケースも多かった。しかし、そんな時代ももう終わるのではないでしょうか。これからはしっかりと利用料を取るべきだという声が、業界内でも広がっています」

 連ドラで使われて視聴率不振となれば、原作自体の価値が下がってしまう。

「前期の『戦う! 書店ガール』(フジ系)は視聴率3%台まで落ち込み、原作書籍の売り上げがまったく伸びなかった。つまらないというイメージだけが残ってしまい、今後の続編の売れ行きにも影響が出かねません。そのため業界内では、できるだけ連ドラに原作を使われないよう拒否する姿勢を強める出版社も出始めています」(同)