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大崎孝徳「なにが正しいのやら?」

サッカー日本代表が弱いのは、ひとえに執念とハングリー精神が欠如しているからだ!

文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授
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 これは、テレビ関係者から同意を得たので間違いないと思いますが、日本のドラマの低迷は、制作する側のプライド、いわば“かっこつけ”によるところが大きいようです。

 韓国のドラマは、視聴者をワクワクさせるためなら手段を選びません。例えば、主人公が突然難病になったものの、次の日にはすっかり元気になってしまうようなシーンも日常茶飯事です。

 これは、日本のテレビマンからすると、「いかにもベタで、安っぽい」と感じることでしょう。しかし、あくまで素人の視聴者にとっては、ベタこそが面白い場合もあるのです。

ハングリーさに欠ける日本のメーカー

 今、日本の電機メーカーは韓国のサムスン電子の後塵を拝しています。技術力では決して負けていないと思いますが、韓国には「新興国で大々的にプロモーションを行う」といった、リスクを恐れない姿勢があるように感じます。

 当然のことながら、豊かになるとハングリーさは失われてしまいます。そんな中、これからの日本はスポーツや企業経営など、ありとあらゆる分野でハングリー精神を生む仕組みづくりが重要になってくると思います。

 一時、アメリカ発の成果主義による人事制度がブームになりましたが、「日本の風土には適さない」ということで、あまり広まらなかった感があります。しかし、今一度、日本用にカスタマイズしたスタイルで導入を検討してもいいのかもしれません。
(文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授)

大﨑孝徳/香川大学大学院地域マネジメント研究科(ビジネススクール)教授

大﨑孝徳/香川大学大学院地域マネジメント研究科(ビジネススクール)教授

香川大学大学院地域マネジメント研究科(ビジネススクール)教授。1968年、大阪市生まれ。民間企業等勤務後、長崎総合科学大学・助教授、名城大学・教授、神奈川大学・教授、ワシントン大学・客員研究員、デラサール大学・特任教授などを経て現職。九州大学大学院経済学府博士後期課程修了、博士(経済学)。著書に、『プレミアムの法則』『「高く売る」戦略』(以上、同文舘出版)、『ITマーケティング戦略』『日本の携帯電話端末と国際市場』(以上、創成社)、『「高く売る」ためのマーケティングの教科書』『すごい差別化戦略』(以上、日本実業出版社)などがある。

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