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無名の新人監督による初長編は、いかにして全米興収4400万ドルのヒット作となったか?

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【リアルサウンドより】

 それは映画興行のちょっとした事件だった。昨秋、全米4館で封切られたハートウォーミング・コメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』はみるみる内に動員を伸ばし、2500館にまで上映規模を拡大。1300万ドルという低予算の作品ながら、興収4400万ドルを稼ぎ出す結果を残した。

 数字を紐解いて気付くのは興収下落率の低さだ。これは強靭な下支え、つまり人から人への口コミ効果が働いたことを意味する。その後、批評家の絶賛も得て、本作がゴールデン・グローブ賞のコメディ/ミュージカル部門の作品賞、男優賞にノミネートを果たしたのは周知のところだろう。

 驚きなのはこれが無名のセオドア・メルフィ監督による初長編作だということ。いかにして彼はスマッシュ・ヒットを導き出したのか。その要因を3つの視点で分析してみたい。

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