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LINE新サービスに批判殺到 「潮を引く」ようにユーザ離れ加速の深刻事態

文=編集部
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LINE新サービスに批判殺到 「潮を引く」ようにユーザ離れ加速の深刻事態の画像1LINE MUSIC(「LINE STORE」より)
 定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」の無料キャンペーンが8月9日に終了し、10日から有料プランの提供が開始された。LINE MUSICは、LINE、ソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックス・デジタルの3社が立ち上げたLINE MUSIC株式会社が展開するサービスだ。

 有料プランは「ベーシックプラン」(500円/30日間)と「プレミアムプラン」(1000円/30日間)の2種類。ベーシックプランは20時間限定で聴き放題、プレミアムプランは視聴時間に制限がない。学生は学校名と学年を登録すれば、ベーシックプランを300円、プレミアムプランを600円で利用できる。

 インターネット経由の音楽配信サービスは、すでに海外では定着しつつあるが、日本はなかなか浸透してこなかった。CDが根強く利用されるという特殊なマーケットだったのだ。しかし、今年に入り音楽配信サービスが無料キャンペーンを相次いで打ち出し、10~20代の若者を中心に利用者が増え始めた。

 6月からLINE MUSICが2カ月の無料キャンペーンを行い、AWA Music(AWA)とApple Music(Apple)は登録から90日間無料体験できるサービスを展開している。LINE MUSICとAWA Musicは今年中に提供曲数を500万曲にまで増やすと目標を掲げているが、Apple Musicはすでに3000万曲視聴可能と他を圧倒している。

 LINE MUSIC上級執行役員CSMO(最高戦略マーケティング責任者)の舛田淳氏は自身のツイッターで、「(LINE MUSICが)開始8週間で740万ダウンロード突破、実際に使われている(割合)を示すMAUは640万人まで成長しています。そして楽曲再生回数は10億回越え!目標値を大幅に上回る数字となりました」とつぶやき、好調な出だしとなったことに胸を張った。

 ところが、無料キャンペーンが終わるや、潮が引くように若者たちはLINE MUSICから離れ始めている。まだ具体的な数字は出ていないが、Twitterやネット上でLINE MUSICに関する話題を追ってみると、相当数の無料キャンペーン終了に対する不平不満が湧き上がっている。一方、有料プランへ移行しようと考えているという意見は、ほとんど見つからない。

「ずっと無料にしてほしい。 無料期間終わったら30秒しか聴けないとか、何様だよ」
「学割とか何よ。無料で聴かせてよ」
「無料期間にダウンロードした曲も買い直さなきゃならないのか」
「無料じゃなくなったLINE MUSICはアンインストールするしかない」
「今度はAWAの無料お試しに移行する」
「LINE MUSICよりMusicBoxがいい」

BusinessJournal編集部

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