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中畑清ベイスターズ監督、遺伝子を語る「ときどき、ピピッと信号が送られてくる」

構成=編集部
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中畑 僕も受けさせてもらいましたよ。痰、じゃないか、唾液で調べるやつでしょ? 血や尿じゃなくて、唾液で調べられることに驚きました。簡単すぎて「検査を受けた」感じが全然しなかったなぁ。MYCODE(マイコード)の検査って、なんとなく野球と似ているなと。監督やっててね、先読みができればそれだけ勝率が上がっていくのです。ときどき、ピピッと危険信号が送られてくるのがわかる。それがハマると采配がうまくいく。あとは我慢も大事ですね。

南場 我慢も大事ですよね。野球の話でいえば、監督が就任された1年目は打てない選手も我慢して使い続けた。それでいま、花開いてる選手も何人かいますよね。

中畑 そうですね。大事なのは先を見据えていけるかどうか。1年目は特に突出した選手がいなかったけど、とにかくどこまでいっても野球に完璧はないですよ。そこをどうやって補っていくか。弱点をいち早く見つけて、どうやってカバーしていくかだと思っているので。野球って守りなんですよ。守りが最大の攻撃ですよね。そう意識できる環境をつくっていくことが大事だと思いますね。

中畑清ベイスターズ監督、遺伝子を語る「ときどき、ピピッと信号が送られてくる」の画像2横浜DeNAベイスターズのオーナーの南場智子氏(左)と中畑清監督(右)

病気予防のために手を打つ

南場 転ばぬ先の杖ですね。健康もまったく同じだと思います。DeNAもMYCODE(マイコード)を始めたのは、そのときどきの状況にかかわらず、自分が「生まれつきなりやすい病気」がわかれば、転ばぬ先の杖になって気をつけられると思ったからです。

中畑 検査結果を知れば、意識はしますよね。こう見えても意外と臆病なので、「どこどこが弱い」といった情報に対しては無意識のうちに反応します。

南場 日本人の平均と比べて「この病気になりやすい」という情報だけじゃなくて、それを回避するにはどうしたらいいかというアドバイスも付いているのがMYCODE(マイコード)の特徴です。

中畑 うん、本人に自覚を持たせることは大切だと思いますよ。僕は実際に女房を亡くしちゃったから……。事前にわかることがあったら、やるべきことはいっぱいあったかなって。病気になる前に先に手を打っていくっていうか、ね。

南場 私がヘルスケアに関心を持ったのも、夫の闘病がきっかけです。「なぜ病気になってしまったのか、事前に知ることはできなかったのか」とずっと思い詰めてました。DeNAのヘルスケア事業によって、1人でも多くの人に、病気になる前に健康の大切さに気づいてほしい。そして、個人が今よりももっと自分の健康に責任を持ち、いろんな情報を集めて病気予防のために手を打つことができる、個人を中心としたヘルスケアを確立したい。そういう思いからヘルスケア事業への参入を決めたのです。

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