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iPhoneのケーブル「ちぎれやすい」問題 アップルの一方的対応に不満噴出

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アップルのLightningケーブル
 iPhoneやiPad等に採用されているLightningケーブルは、裏表がなく両面とも挿すことができ、非常に使い勝手がよいですが、ケーブルがちぎれやすいという問題があり、根元部分の被膜が破れて中の金属が露出しているものをよく目にします。

 実は、こうしたケーブル損傷はアップルの保証範囲となっており、購入から1年以内でしたら無償交換が可能です。iPhone 6を発売日に購入した人は、もうすぐ1年がたちますので、保証期間はあとわずかです。

 今回は、筆者が実際に交換をした流れを紹介したいと思います。

交換方法


 まずは、購入から1年以内であることを確認してください。保証期間内か否かは、HPにIMEI(識別番号)を入力することで確認できます。

 IMEIはiPhoneの裏面に書いてありますが、文字が非常に小さく見づらいので「設定」>「一般」>「情報」と進むと確認できます。

 保証期間内であることを確認できたら、アップルケアサービス&サポートライン(0120-277-535)に電話します。自動音声応答が流れ、オペレーターにつながります。ちなみに受付時間は、月~金は9~19時、土日は9~17時となっております。

 以前は、オペレーターにケーブル故障を伝えると、すぐに無償交換について提案してくれましたが、現在はこちらから言わないと紹介してくれないケースがあります。その場合、「Lightningケーブルが壊れたので、保証での無償交換をお願いします」と伝えてください。すると、IMEIやメールアドレスなどを聞かれ、すぐにメールが届きます。

 電話を切った後にメールに書かれたURLをクリックし、住所やクレジットカード情報を入力します。画面を開くと、ケーブルを新規購入するかのように見えますが保証プログラムですのでご安心ください。有償交換(保証対象外)になった場合のためにクレジットカード情報を入力します。

 後日、宅配便にて新品が届きますので、壊れたケーブルと交換で受け取ります。

ユーザーの不満の声


 この無償交換は「さすがアップル」という素晴らしい対応ですが、一方で不満の声もあります。

・ユーザーの不満(1) 壊れていたら保証対象外

 電話口で「被膜がちぎれ、金属が見えている場合は有償になる場合がある」という説明をされることがあります。「ちぎれたから交換するのではないか」と、不可解さを感じます。また、「アップルが保証対象外と判断すれば、ユーザーの同意を得ずにクレジットカードで課金します」という説明もあり、一方的な印象を受けます。

・ユーザーの不満(2) 耐久性が改善されない

 Lightningケーブル以前の規格で、横幅の広いコネクタ(30ピンケーブル)の時代から、ケーブルの壊れやすさは指摘されていました。アップルといえば、こだわり抜いた品質が売りのはずですが、低い耐久性のまま長年品質改善が行われないのは残念です。

・ユーザーの不満(3) 高い

 純正のLightningケーブルの価格は税込2310円。一方、Androidに採用されているUSBケーブルは、大手メーカー製のものがアマゾンで250円程度で販売されていますから、なんと10倍近い価格です。一部には「アップル独自規格と耐久性の低さで利益を確保している」という批判もあります。

早めの交換申請を


 iPhone 6の発売日は14年の9月19日でした。発売後すぐに購入した人は、もうすぐ保証期間が切れますので、早めに確認することをお勧めします。

 ちなみに、9月9日に発表されるとみられているiPhone 6s では、両面差しの共通規格「USB 3.1 Type-C」が採用されるという情報もありましたが、その後続報がありません。端末ごとに複数のケーブルを使い分けずに済むように、規格統一を期待するかぎりです。
(文=新田ヒカル/スマホ評論家、マネー評論家)