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映画の“アトラクション化”はどう展開してきたか? 渡邉大輔が映画史から分析

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【リアルサウンドより】

 今年の夏は邦画、洋画とも比較的、話題作、ヒット作が目白押しでした。とくに洋画では、初夏からお盆休みにかけて『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』、そして、さきごろ日本国内興行収入60億円に迫り、今年度公開映画第1位に躍りでた『ジュラシック・ワールド』……と、続々とメジャータイトルのハリウッド大作が公開され、軒並み大ヒットを飛ばしています。

 これらの大ヒット作では、ご存知のように、最新のVFX(視覚効果技術)を駆使して宇宙空間や太古の恐竜など、わたしたち観客の視覚的な驚きや好奇心を存分に刺激する映像表現の奔流を全面に押しだしています(なお、邦画ではこの傾向は、近年流行りのマンガ原作の実写映画で顕著に見られます。この点は近刊の『ユリイカ』誌10月号で論じました)。とりわけ重要なのは、ここ数年、それに加えて3D上映をはじめ、IMAX(高精細上映)シアター、4DX(体感型)シアターなど、ゼロ年代末からのデジタル(DCP)上映の浸透に伴って、映画館そのものがこうした傾向を強力に促進していることでしょう。

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