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フェミニズム不毛の地で……マツコが代弁してみせるニッポン女性の“怒り”とは?

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【「月刊サイゾー」立ち読みサイト「サイゾーpremium」より】

――八面六臂の活躍を見せるマツコ・デラックス。“彼女”は女性からの支持が厚いという。それは、彼女が常に怒りを表明しているからではないか? それは何に対しての怒りか? 「男社会」に対してである──。気鋭の女性学者が、いまだ日本を支配する女性抑圧構造をキーに、マツコ人気を読み解く!

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映画『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でも知られる英出身の女優エマ・ワトソン。彼女は2014年9月20日、米ニューヨークの国連本部で「男女平等を目指す闘い」についてのスピーチを行った。(米CNNのYouTube公式サイトより)

 日本社会、特に日本のメディアと政治的言説の場はフェミニズム不毛の地だ。どれほど炎上しても繰り返し生産され続ける女性蔑視的なバラエティ番組やCM、「女性に配慮してますから」といった体で差し出されるドラマの多くも、中年男性の脳内で想像される限りでの女性の欲望に沿っているにすぎない(ので、視聴率も取れない)。そんな日本のメディアを、「男脳」で作られているからだと、マツコ・デラックスはしばしば揶揄する。

 私が一番嫌いなのは女性ファッション誌の編集者。癇に障るんだよね。あれ男脳で作ってんのよ。日本のメディアって男目線だから。女の意見をちゃんと言ってます!って態度だけど、じつはすごい男脳というか。バラエティ番組で意味も無くひな壇にアイドルを座らせるのと変わらないセンスで作ってるわけ。そのくせ「女の味方です」ってフリをするからカチンとくるの。(「クイック・ジャパン」2010年2月号)

 これは、日本社会とメディアが抱える構造的な問題である。

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