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ビートたけし、突然の映画主演で囁かれる噂 「口封じ」と「歴史的和解」?

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「Thinkstock」より
 2016年公開予定のビートたけし主演映画『女が眠る時』(東映)。たけしといえばここ数年、監督としてコンスタントに映画作品を世に送り出しているが、主演を務めるのは12年ぶり。7月に制作発表会見が行われたが、実は東映でたけしの主演作は初めて。業界では「なぜ東映は今になってたけし主演をつくるのか」と話題を呼んでいる。

 同作でのたけしの役は、夜な夜な若い娘(忽那汐里)の寝姿をカメラで撮影するマニアックな初老の男。その行為を覗き見していた西島秀俊扮する男が、ストーカー行為にハマっていくという耽美的な作品。監督はウェイン・ワン。『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、ハリウッドでも活躍するウェイン監督の起用で、作品の国際色を強めている。

 今回の東映の狙いを、業界関係者がこう明かす。

「最近では、水谷豊主演の『王妃の館』、鈴木京香主演の『おかあさんの木』など実写映画が失敗している東映としては、なんとしても反転攻勢をかけたい。そこで、たけしとワン監督という国際的知名度の高い両人の起用となったわけです。一方で、たけしによる『日本アカデミー賞』批判に対する究極の“口封じ策”という見方も出ています」

 たけしは昨年の東京国際映画祭で、「日本アカデミー賞は東宝、東映、松竹の大手3社の持ち回りだ」と批判した。これを、日本アカデミー協会会長であり、東映会長でもある岡田裕介氏が否定する一幕もあった。

「たけしの日本アカデミー賞批判は、自分が賞の対象にならないやっかみみたいなものです。主演作で賞をとらせればおとなしくなるはず。それなら、自分のところで主演作をつくってあげればいい。この作品は『岡田会長マター』と呼ばれています」(東映関係者)

 近年、たけしは監督として『アウトレイジ』や『龍三と七人の子分たち』をヒットさせているが、いずれもヤクザ映画のせいか賞にはかすりもしない。その点では、『女が眠る時』はベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したワン監督の作品だけに、「たけしにも栄冠の可能性は十分にある」(業界関係者)。
 
 万が一、海外の賞が無理だったとしても、岡田会長の全面的なバックアップがあれば、日本アカデミー賞主演男優賞の獲得も夢ではない。そうなれば、たけしも「日本アカデミー賞当事者」となるわけで、かつてのような「持ち回り批判」はできにくくなる。関係者は「『女が眠る時』はたけしと岡田会長の“歴史的和解”の作品なのです」と解説するが、こうした見方も俄然説得力を帯びてくる。
(文=編集部)