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視聴率3%…巨人戦、テレビ局は「もう中継必要なし」 日テレ、天王山すら中継なしの異常事態

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日本テレビ本社ビル(「Wikipedia」より/Kure)
 天王山でもテレビの地上波中継はなかった――。

 プロ野球ペナントレースは佳境に入り、セ・リーグは東京ヤクルトスワローズと読売ジャイアンツ(巨人)が史上稀に見るデッドヒートを繰り広げてきた。首位・ヤクルトと2位・巨人が2ゲーム差で迎えた9月26日、27日の東京ドームでの2連戦は、巨人が初戦を制したものの、2戦目はヤクルトが勝ちマジック3が点灯。28日にはついにマジックは1となり、ヤクルトの14年ぶりの優勝が間近となってきた。

 残り10試合を切ったなかでの大混戦にもかかわらず、巨人のお膝元である日本テレビは27日の試合を、デーゲームであるのに地上波中継しないという異常事態が起こった。日本テレビ関係者が話す。

「一昨年、優勝の懸かった試合を土曜のゴールデン帯で急遽生中継し、5.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)という大惨敗に終わった。あれ以来、それまで以上に巨人戦の価値は下がってしまった」

 確かに、日テレは今年、巨人戦ナイター中継を7月限りで打ち切りに。通常番組が視聴率2ケタ当たり前の状況で、1ケタ確実の巨人戦を放送すれば、大きな痛手を被ってしまうことを考えれば当然の策といえる。また、8月25日にフジテレビがナイター中継したヤクルト対巨人戦は3.7%というゴールデン帯では考えられない低視聴率に終わっている。もはや、巨人戦ナイターでの高視聴率は見込めない状況なのだ。

 だが、ナイターならばまだしも、デーゲームですらも巨人戦中継は地上波から見放されるようになってしまったのか。

「『BSがあるから地上波で中継する必要はない』という意見がテレビ局内では圧倒的ですね。実際、上層部もそんな話をしています。とにかく、巨人戦は視聴率が取れないんです。でも、野球好きは一定層いる。ならば、有料のCSと契約してくれるように仕向けるほうがいいという考えもありますよね。金を払ってでも野球を見たいという層は確実にいますから」(同)

 地上デジタル放送に移行され、BSは全国の家庭で見られるようになっている。しかし、普及率は70%程度。地上波でないと巨人戦を見られない層が30%いることも事実である。野球記者が話す。