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編集長処分の「週刊文春」で不可解な「調査」

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文藝春秋新館(「Wikipedia」より/Lombroso)
 10月1日に発売された「週刊文春」(文藝春秋/10月8日号)に掲載された「春画」特集をめぐり、発行元の文藝春秋は8日、同誌編集長を3カ月間休養させる処分を発表した。春画とは、男女の性風俗を表現豊かに描写した浮世絵で、過去には英国の大英博物館で春画を集めた展覧会が記録的な来場者数を集めるなど、世界的に認められた芸術として知られている。そのため、今回の処分はマスコミ関係者の間で早くも物議を醸している。

 その文春だが、問題となっている号の2つ前の号で組まれたある「調査記事」が、ちょっとした“話題”を呼んでいるという。

「それは、9月16日発売号の文春で組まれた、『好きなテレビ』『嫌いなテレビ』という特集です」(週刊誌記者)。「好きなテレビ局」は1位・NHK、2位・テレビ東京、3位・日本テレビで、「嫌いなテレビ局」は1位・フジテレビ、2位・NHK、3位・テレビ朝日となっている。

 また、「好きな番組」は1位・『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京)、2位・『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)、3位・『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)で、「嫌いな番組」は1位・『サンデーモーニング』(TBS)、2位・『報道ステーション』(テレビ朝日)、3位・『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)だった。

 視聴率争いで首位独走中の日本テレビより、万年最下位のテレビ東京が「好きなテレビ局」で上位にきており、視聴率2ケタは確実な『サンデーモーニング』と『報道ステーション』が「嫌いな番組」の1、2位を占めた。昔から数字の高い番組はそれだけ注目を集めていることもあり、上位に躍り出る傾向はあるが、報道番組がトップに来るのは珍しいことだ。前出・週刊誌記者が話す。

「そもそも、アンケートの集計方法が偏っています。回答者は文春のメルマガ読者1200人ですからね。無料で登録できるメルマガ読者が投票しており、これはすなわち“ネット民”の意向が大いに反映されています。アンケートの調査方法そのものに偏りがあるので、鵜呑みにできないと思います」

 たしかに、ネット民に嫌われがちなフジテレビは2位に倍以上の差をつけられて、「嫌いなテレビ局」の1位だった。また、『サンデーモーニング』や『報道ステーション』は、いわゆるネット右翼が嫌う番組の代表格だ。