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日本で問題を抱えた面々が、フィリピンのビジネス界に殺到して悪行三昧の様子です

文=マリアンレジーナ
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日本でのビジネスで問題を抱えた人たち

 現地のフィリピン人に日本人系の語学学校の評判が悪い理由は、日本人の仕事のマナーが悪いことだ。もちろん、一部には約束を守らないフィリピン人も存在する。しかし、都市部やセブ島のようなそれなりに開けたところで活躍するフィリピン人は、自国の大学を出たうえでアメリカやオーストラリア、台湾などの大学に留学経験を持つ人たちがかなりおり、出身大学や地域、親戚などで強い横のつながりを持つ。京都などへの留学経験もあり日本語も喋る人もいる。日本人にもフィリピン社会に受け入れられる人は多いが、残念ながら大半は「フィリピンで働いているよそ者」だ。たとえそれが在フィリピン10年、20年の現地日本人社会の顔役を自認する人でも、「約束を守らない日本人は評判が悪い」(前出・語学学校コーディネーター)、「なんでも相談してくれと言う割に、なんの役にも立たない」(日本人系英語学校幹部)と評判は散々である。

 日本でも著書のある人材コンサルタントを名乗る日本人が、現地で働くフィリピン人ガイドに傲慢な態度を取り続け話題になった。堪えかねたガイド本人が他の被害者とともに語学学校の日本人マネージャーに直訴をすると、彼は「アラブから王侯が来たと思って我慢したほうが良い」(フィリピン人英語教師)と取り合わなかったという。そのガイドは結局日本人向けの語学学校を辞めた。日本では私はこれだけ重要な人物で、多くのエスタブリッシュから受け入れられ、ネット(ブログ)やSNSではこれだけの読み手がいて、いかに有能な人物であるかを繰り返し主張するのだ。明らかにフィリピン人を下に見る物言いは、英語学校界隈で実名と問題発言録つきでまたたくまに流通した。そして、問題の当人は数カ月の研修を無事終えて帰国し、悪評だけが残るのである。

 一事が万事このような感じで、フィリピン社会に溶け込んでいるごく一部の日本人を除いて、おざなりな日本人経営者と態度の悪い日本人学生のお陰で日本人全体が酷評されてしまっている現状がある。これらのフィリピン都市部で語学学校を経営したり出資をする日本人界隈には、ある共通項があるという。それは日本でのビジネスで問題を抱えた人たちであるということだ。

 ある英語学校へ出資をした人物は、日本でもそれなりの規模の広告会社を設立した実績の持ち主で、信頼の持てる人柄のように見受けられた。ところが、彼の立ち上げた英語学校は評判が芳しくなく、現地採用もオーストラリアなどからの英語教師も定着せずすぐに辞めていってしまう。

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