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東京国際映画祭、今年の注目ポイントは? 『灼熱の太陽』『FOUJITA』など話題作をピックアップ

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【リアルサウンドより】

 現在開催中の第28回東京国際映画祭。メイン会場を六本木に移してから12年目を迎える今年は、新しく誕生したTOHOシネマズ新宿をはじめ、新宿ピカデリーと新宿バルト9の3つのシネコンや、昨年に続いてスペシャルイベントが開催された歌舞伎座など、その名に相応しく東京中を巻き込んだ大イベントへと拡大しております。すでに会期の半分が過ぎてしまいましたが、ここまでの上映作品を振り返りながら、今年の映画祭の注目すべきポイントを紹介していこうと思います。

 まずは映画祭の目玉とも呼ぶべきコンペティション部門。今年は16本の作品がサクラグランプリを目指して上映されます。11年ぶりに3作品の日本映画が選出され、その中でも注目すべきは小栗康平監督の最新作『FOUJITA』。パリ派を代表する日本人画家レオノール・フジタの生涯を描いた日仏合作の本作は、1920年代のフランスを舞台に脚光を浴び始めるフジタの姿を描く前半と、1940年代の日本で戦争画家として暮らす彼と、妻や周りの人々の生活を描き出した後半に明確に分けられ、淡々としたタッチで静かに流れていく物語に、近年の日本映画ではあまり出会えない、芸術映画の香りを存分に味わうことができます。グランプリはもちろんのこと、主演のオダギリジョーの男優賞にも期待ができます。

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