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一度見たら頭から離れない…中国政府の奇抜&ビートルズ風ビデオが世界中で波紋?

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 10月末、中国共産党は第18期中央委員会第5回全体会議、通称「5中全会」を4日間かけて開催。金融改革や経済運営など、次の5カ年計画である「第13次5カ年計画」について議論が交わされた。

 略して「十三五」と呼ばれるこの第13次5カ年計画に先駆けてキャンペーンビデオが公開され、インターネットで話題になっている。中国では発表されてからの5時間で500万ビューを超え、中国国営テレビ局・中央電視台(CCTV)のアメリカ向けチャンネルであるCCTV Americaが動画共有サイト「YouTube」にもアップしたため、海外でも注目を集めた。

 ビデオのタイトルは『十三五之歌 The 13 WHAT - A song about China's 13th 5-year-plan』。ビートルズのアニメ映画『イエローサブマリン』を思わせるサイケデリックな色調のアニメとカントリー調の軽快な曲に乗せて、「第13次5カ年計画って何?」という内容を英語で歌っている。

 約3分間の曲の中、「十三五(シーサンウー)」という言葉が何度も繰り返され、聴き終えてからも、しばらく頭の中から離れない。もしや、人民へのサブリミナル効果を狙ったものなのだろうか。

 これを制作したのは、メディアスタジオ「復興路上工作室」。これまでも中国共産党のプロパガンダ的な作品を出しているのだが、その正体は謎に包まれている。

制作指揮は習近平主席の娘?

 さらに、今回の『十三五之歌』に関して、驚くべき内幕が暴露された。アメリカに拠点を置く海外中国人向けニュースサイト「BackChina.com」が11月2日に伝えたところによると、このビデオの制作に中国国家主席・習近平の娘である習明澤が監修として携わっていたというのだ。

 明澤については多くがベールに包まれており、過去に子どもの頃の写真が公開されたことがあったのみで、現在の姿は明らかにされていない。ちなみに香港紙・明報がかつて、彼女が留学していたハーバード大学の卒業式で写された、明澤のものとする写真を公開したことがあった(「日刊サイゾー」参照)。しかし中国政府は、この報道について肯定も否定もしていないため真相は闇のままだ。

 今回のBackChina.comの記事によると、明澤は留学先のアメリカから帰国後、復興路上工作室に入り、『十三五之歌』の制作を指揮。立案から制作、編集、英文歌詞や演奏者の選択にまでかかわったという。