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神樹兵輔「『縮小ニッポン国』のサバイバル突破思考!」

捏造も当たり前…病気を「つくり」ガッポリ儲ける製薬企業 高血圧の基準がコロコロ変わる裏事情

文=神樹兵輔/マネーコンサルタント

 11年の製薬メーカーの研究開発費は平均データで売り上げの18%を占め、これは自動車や家電メーカーの3倍強に当たります。他産業と比較して突出して高いことで知られますが、実はこの中に医学界への潤沢な謝金が含まれているのです。
 
 日本製薬工業協会加盟72社の医師など医療関係者への謝金額総額は4793億円です(13年度)。うち研究開発費が2472億円、情報提供関係費が1405億円、学術研究助成費が536億円、原稿料が267億円、接遇費が113億円です。

 医者や医療研究者が、製薬メーカーに逆らえない構図がここにはっきりと見て取れるでしょう。

 近年、なぜ肥満の基準がBMI基準に代わったのか、疑問を持つ方も多いと思います。かつては身長マイナス100に0.9をかけたものが標準体重でした。BMI基準では、体重を身長の2乗で割り、22の標準に近いかを見ます。これによって、太り過ぎの人だけでなく、痩せた人も厳しく病気予防に駆り立てられるようになったというわけです。
 
 医療業界が、製薬メーカーの支配下に置かれているという事実だけは、今後もしっかりと押さえておきたいところです。
(文=神樹兵輔/マネーコンサルタント)

神樹兵輔/マネーコンサルタント

神樹兵輔/マネーコンサルタント

投資コンサルタント&エコノミスト。 富裕層向けに「海外投資・懇話会」主宰、金融・為替・不動産投資情報を提供している

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