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「ブラック企業大賞」の裏で……ノミネートすらされない、知られざる悪質企業の実態

 11月29日、パワハラ、セクハラ、残業代未払い、長時間労働など、劣悪な労働条件を従業員に強いる「ブラック企業」(主催:ブラック企業大賞企画委員会)のナンバーワンを決める「ブラック企業大賞」が決定し、コンビニ大手「セブンイレブン」を展開するセブン-イレブン・ジャパンが大賞を獲得した。

 大賞候補にはセブン-イレブン・ジャパンの他に暁産業(消防用自動車、消防設備などの販売・保守)、フジオフードシステム(大阪や京都を中心に、「まいどおおきに食堂」や「串家物語」などの飲食店や居酒屋を運営)、エービーシー・マート(靴の専門店「ABCマート」を運営)、明光ネットワークジャパン(個別指導塾最大手・明光義塾を運営)、引越社関東(「アリさんマークの引越社」を運営)がエントリーされていたが、販売期限が近い弁当などを値下げして売る「見切り販売」の権利の妨害を巡って裁判になっていたセブン-イレブン・ジャパンが今年で4回目となる同大賞に選ばれた。

 賃金面や労働時間などあらゆる面で労働者を不当に扱う悪質な企業の存在は周知されるべきで、その意味で「ブラック企業大賞」の功績は大きい。しかし、この賞の存在によって、エントリーされた企業の他にも、国内には多数の「ブラック企業」とみなすべき企業があることが忘れられてしまうという指摘もある。

 新刊JPではこれまでにも「ブラック企業」「ブラックな職場」について取り上げた本を多数紹介してきた。今も労働者を苦しめる悪質な会社の存在を忘れないためにも、これまでの記事をまとめておこう。

■有給申請をすると評価が下がる!? 超悪質なブラック企業の実態

 有給申請をすると人事の評価が下がる会社に、リストラなのに離職理由が「自己都合」になる会社。あまりにブラックすぎて開いた口がふさがらないが、『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』(笹山尚人/著、KADOKAWA中経出版/刊)ここまで悪質でなくても、会社から不当な扱いを受けていると感じた時、労働者としてどんな対抗措置ができるかを教えてくれる。

有給申請をすると評価が下がる!? 恐るべきブラック企業の実態

■月給22万のはずが13万に…「自爆営業」はブラックの代名詞

 過酷なノルマを課せられ、達成できない分は自腹を切らされる、悪名高い「自爆営業」をあまりの悪質さで行っている「N社」。

 固定給22万の約束で入社が実際は13万。求人票に明記されていた「ボーナスは年2回」について入社語に確認すると「うちにボーナスなんてないよ」、求人票に書いてあったと問い詰めると驚愕の答えが……!

月給22万のはずが13万に…「自腹営業」の実態

■「あなたが勝手に倒れたんです。会社のせいにされても迷惑です!」

 歴史の浅いベンチャー企業には、良くも悪くも常識では考えられない社風を持つ会社があるもの。それによって斬新なアイデアやサービスが生まれるならばまだ救いはあるが、従業員にただ過重労働を課すために常識を取り払ってしまうのはやめていただきたい。

 キメ台詞は「あなたが勝手に倒れたんです。会社のせいにされても迷惑です!」とのこと。

本当にあった恐ろしいブラック会社の話

BusinessJournal編集部

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