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『黄金のアデーレ 名画の帰還』が伝える歴史の真実、そして戦争責任を巡るメッセージ

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【リアルサウンドより】

 グスタフ・クリムトによる代表的な絵画作品、通称「黄金のアデーレ」は、 まさに輝く黄金に包まれた美しい女性の肖像画だ。絵画技法に工芸の技術を組み合わせることで従来の絵画表現を超越し、独自の境地を切り拓いた傑作である。その美しさから「オーストリアのモナ・リザ」とも讃えられ、市場価格は100億円をゆうに超えるという。

 オーストリア政府が所有し、ウィーンの美術館に展示された「黄金のアデーレ」を、1990年代の終わりから、「自分のもの」だとして、一人のアメリカ人女性が所有権を主張し、裁判を起こした。この絵画は、第二次大戦中にナチスドイツによって、当時ウィーンに住んでいた彼女の家から略奪されたものだったのだ。世界的なニュースになった、この実際の出来事を映画化したのが『黄金のアデーレ 名画の帰還』である。

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