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死は誰のもの? イスラエルから届いた問題作『ハッピーエンドの選び方』が突きつけるテーマを考察

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【リアルサウンドより】

 死は誰の身にも平等に訪れるものーー。そんな気休めの常套句など百も承知なので、今さら必要ない。そう、必要ないはずなのだが……それにもかかわらず、人類は長い歴史の中で死についてあまりに多くの思索を巡らしてきた。宗教を興し、儀式によって死を敬い、さらには創作という土壌で、様々な死についてシミュレーションすることにも余念がない。

 大袈裟に言ってしまえば、文学であれ、舞台であれ、音楽であれ、映画であれ、そこに何らかの幕切れがある限り、全ての創作物は死を内包している。我々は死から逃れられない。でもだからこそ、仮に真正面から死について扱った作品と出会った時、私たちはむしろ死から照り返す「生」について意識を巡らすべきなのだろう。イスラエルから届いた『ハッピーエンドの選び方』も、そんなことを思わせる異色の映画だ。

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