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垣田達哉「もうダマされない」

知らぬ間に脱税犯罪&逮捕多発!軽減税率、国民に想像を絶する「面倒くささ」とトラブル

文=垣田達哉/消費者問題研究所代表
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世の中に逆行している線引き案

 テイクアウトの条件は持ち帰り容器に入れることだが、テイクアウトのお客が増えて使い捨て容器の利用が増える可能性もある。

 ショッピングセンターやアウトレット、百貨店、大手スーパー、サービスエリアなどでは、外食客が座れるコーナーとテイクアウト客が座れる場所を、掲示板や標識、のぼりなどでお客に明示しなければならなくなる。テイクアウト客は使い捨て容器を持っているので、テイクアウト客コーナーにはゴミ箱を置かなければならないだろう。それも分別ができるゴミ箱を。

 政府は「地球温暖化抑制のためにゴミを減らそう」とうたう一方で、「使い捨て容器でなければ税金を余分に取る」「税金を払いたくなかったらゴミを増やせ」と平気で言う。

 いったい、なんのため、誰のための軽減税率なのか。この制度にはあまりにも“心”がなさすぎる。政治家も役人も「心がない法律は悪法である」であることを肝に銘じてほしい。
(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

※拙著『一冊でわかる食品表示』(商業界)は、食品表示基準が定められている食品表示法の解説書です。軽減税率に関しては触れていませんが、食品関連事業者の方々には参考になると思います。

垣田達哉/消費者問題研究所代表、食品問題評論家

垣田達哉/消費者問題研究所代表、食品問題評論家

1953年岐阜市生まれ。77年慶應義塾大学商学部卒業。食品問題のプロフェッショナル。放射能汚染、中国食品、O157、鳥インフルエンザ問題などの食の安全や、食育、食品表示問題の第一人者として、テレビ、新聞、雑誌、講演などで活躍する。『ビートたけしのTVタックル』『世界一受けたい授業』『クローズアップ現代』など、テレビでもおなじみの食の安全の探求者。新刊『面白いほどよくわかる「食品表示」』(商業界)、『選ぶならこっち!』(WAVE出版)、『買ってはいけない4~7』(金曜日)など著書多数。

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