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青春映画の傑作としての『ストレイト・アウタ・コンプトン』

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【リアルサウンドより】

 廃屋のような家の中で、密売人から麻薬を受け取っておきながら、金がないと言い張る麻薬中毒者たち。彼らは濁った眼で、売人に銃を向ける。まさに一瞬即発。そのとき、突如として装甲車に先導された警官隊が突っ込んでくる。またたく間に崩れ去る家から、間一髪で逃げ出した売人エリック。彼こそ、後にギャングスタ・ラップのゴッドファーザーと呼ばれるEazy-Eその人であった…。

 80年代、アメリカでも最悪の犯罪地帯コンプトン。そのコンプトンで80年代に結成された伝説のラップグループがN.W.Aだ。横暴な警官への怒りを歌った身も蓋もない曲名がインパクト絶大な「Fuck The Police」など、過激な歌を次々と発表して世間を騒がせた。今回ご紹介する『ストレイト・アウタ・コンプトン』は、そんなN.W.Aの誕生から解散までを描いた青春映画である。「青春映画」…警察の装甲車が突っ込んでくる、最も危険な街の強面ギャングスタ・ラッパーの映画には、やや不釣り合いな表現かもしれない。しかし、この映画は紛れもなく青春映画である。それもキラキラの青春映画なのだ。

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