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やっぱり「坊主丸儲け」?葬儀で詩経読むだけで40万円!営利の副業収入も超優遇

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賽銭箱(「Wikipedia」より/Fg2)

 近年、若い女性の間では密かに仏教徒の僧侶、いわゆる“お坊さん”が結婚相手として人気を集めている。

 どんな悩みを抱えていようが親身に相談に乗ってくれる癒しの存在として好印象なこともあるだろうが、お坊さんたちが高収入であると考え、魅力を感じている女性も少なくないという。

 古来「坊主丸儲け」といった言葉があるように、僧侶には裕福なイメージがあったが、昨年10~12月まで放送されて人気を博した連続テレビドラマ『5→9 ~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)では、ジャニーズタレントの山下智久が有名寺院の跡取りである僧侶役を演じたことから、ますますお坊さんの経済力に注目が集まっているようだ。

 そこで、実際のお寺とお坊さんの経済事情について、『お寺の収支報告書』(祥伝社)の著者であり、曹洞宗見性院で住職として働く橋本英樹氏に話を聞いた。

税金面でかなり優遇

「一般的なお寺の収入源としては、やはり葬儀や法事、お盆供養やお彼岸供養などでのお布施が大きな割合を占めます。また、それなりに歴史があり、由緒あるお寺になると安定して参詣者が訪れますので、参拝料やお賽銭でかなり収入は上がります。

 それだけではなく、まさに“坊主丸儲け”という言葉に即している実態もあるのです。まず、宗教法人に入るお布施はすべて非課税です。何より、住職と檀家では住職のほうが強い立場にあるため、お布施の額の決定権は寺院側にあり、提示された額が高額でも檀家は断りづらい関係にあるのです。額も定額化しているわけではなく、株価のようにその時々で変動しますので、檀家はいつもビクビクしています。そのせいか最近は檀家との関係がギクシャクしている住職が多いと聞きます」(橋本氏)

 お布施の平均額は40万円前後とされている。坊主丸儲けとは、元手が不要で詩経を読むだけで利益が出るという側面を揶揄した言葉でもあるが、大きな収入となるお布施が全額非課税ということは、文字通り丸儲けである。

「それ以外にも、お寺は社会に貢献しているということで、税金面でかなり優遇を受けています。お布施が完全に非課税である以外にも、宗教法人が所有する固定資産についても非課税です。もちろん宗教活動に使用することが前提となりますが、一般家庭や企業と比べるとかなり優遇されています。都会にあるお寺では、所有する土地を貸したり、マンションを経営するなど不動産収入を得ているお寺も多くありますが、そのような営利事業を営んでいる場合の法人税も一般企業よりもかなり低く抑えられているのです」(同)