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「究極の糖質制限」を伝統食としてきたイヌイット 食生活の変化で、がんや心筋梗塞が急増

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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イヌイットの食生活も様変わり/shutterstock

 穀物などの炭水化物(糖質)に偏った食生活は、心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病、がんなどの難病を人類にもたらした。

 糖質は血糖値を上昇させる。体重64kgの人なら、糖質1gは血糖値を約3mg上昇させる。炊いた白米1杯150g(252kcal)は55.3gの糖質を含むので、血糖値は166mg(3mg×55.3g)上昇する。一方、脂身つきの和牛サーロインステーキを200g(1000kcal)食べても、糖質は1gもないため食後の血糖値は3mg未満。健康な人が白米と焼き肉を食べた後の血糖値も、同様の傾向が見られる。

 病気のリスクを抑えるために、糖質をできるだけ減らして、血糖値を適切にコントロールする――それが糖質制限食の考え方だ。これに近い伝統的な食生活を続けてきた民族がいる。イヌイットだ。