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検閲ギリギリのラインを攻める!? 中国共産党バトルエンタテインメント『タイガー・マウンテン』

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【リアルサウンドより】

 中国の映画市場は、2017年には北米を超え世界第1位になるといわれている。この巨大なマーケットを狙い『アイアンマン3』などハリウッドの人気シリーズ作が中国との合作として製作されたのは記憶に新しいところ。ここで製作者たちの悩みの種となっているのが、中国共産党政府の検閲である。共産主義や警察・公安などの組織に否定的な描写は厳禁。銃やドラッグ、セックスの類がもってのほかとあっては、表現の幅が狭まるのは当然だろう。それは、中国返還後に本土にチャンスを求めた香港映画人たちとて例外ではない。

 そんな検閲をものともせず、圧倒的なエンタテインメント作品を作り続けているのが、かつて〝香港のスピルバーグ″と呼ばれたツイ・ハーク監督だ。彼は興行収入約96億円を記録した中華版シャーロック・ホームズ『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』をはじめ数々のヒット作を産み出し、2015年まででトータル400億円以上を中国で稼ぎ出している。今回紹介する『タイガー・マウンテン 雪原の死闘』は、そんなハーク監督が本領を発揮した最新作である。

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