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『最愛の子』が浮き彫りにする児童誘拐の闇ーー女優・大塚シノブが中国社会派映画の背景を読み解く

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【リアルサウンドより】

 中国で実際に起こった児童誘拐事件を元に描かれた映画『最愛の子』が、1月16日より公開されている。主演を務めたヴィッキー・チャオと、かつて映画で共演したことがある日本人女優・大塚シノブ氏が、本作のレビューを当サイトに寄稿した。

■スクリーンに映った彼女は母親の顔になっていた

 数年前、アジアを中心に女優業をしていた私は、ドラマ撮影でシンガボールを訪れ、とある高層ビルのレストランのエレベーターで、中国四大女優の一人であるヴィッキー・チャオと再会した。彼女とは以前、同じシーンはなかったものの、映画『夜の上海』で共演したことがあり、エレベーター内での突然の再会に驚き、ハグをしてくれた。そして今、結婚してシンガポールに住んでおり、妊娠中で太ってしまったのだと豪快に笑っていた。久しぶりに見た彼女の顔には、母性が少し見え隠れしていた。共演した当時は未婚でアイドル的印象があったが、あれから数年、スクリーンに映った彼女はすっかり母親の顔になっていた。

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