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「無能な記者に任せておけない!?」年度代表馬の投票を巡り、“AKB商法”ならぬ“JRA商法”が誕生!?

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 先日、JRA(日本中央競馬会)のHPで昨年のJRA賞が発表されたばかりだが、この時期になると競馬ファンの間で、毎年のように物議を醸している問題がある。それは毎年の年度代表馬を始めとした各JRA賞のすべてが“わずか一握りの記者”らの投票によって決定されていることだ。

 当然、「記者ならば誰でもOK」というわけではなく、共同通信社や各大手新聞社など競馬に対する深い見識を持った記者に限られており、今年もJRAの規則に則った291名の記者によって投票が行われている。

 ただ、それが必ずしも競馬ファンの民意をそのまま反映しているのかというと、そうでもないようだ。昔から競馬ファンが記者だけの投票が腑に落ちないのは、主に個人的な感情だけで“空気の読めない”投票をしたと思われる記者がいることのようだ。

 例えば2011年、金色の怪物オルフェーヴルが競馬界を席巻。クラシック3冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)に加え、年末の有馬記念も制覇。G1を年間4勝した大活躍で、堂々の年度代表馬に選ばれている。他に目立った活躍をした馬はおらず、普通に考えればオルフェーヴルの年度代表馬は「満票」で決まって当然という空気さえあった。

 ところが結局、たった一人の記者がオルフェーヴル以外の馬に投票し、万票決着はならず。調べたところ、ある大手スポーツ新聞の記者だった。自身のコラムで堂々と「アンチ・オルフェーヴル」を語っている。

 言論の自由という観点から、百歩譲って自分のコラムで「アンチ」を掲げるのは構わないが、年度代表馬の投票という公の場で私情を通すのはいかがなものか。これには当時のネット上でも大きな波紋を呼び、多くの非難の声が上がったことはいうまでもない。

 また、中には自分がどの馬に投票したのかを明かさない記者もいる。事情あってのことだろうが、責任ある立場の人間が責任を持った投票をする以上、その内容を隠す必要があるのか甚だ疑問だ。

 ましてや投票権を持つ記者の所属先の中には今月、タクシー券100万円の私的利用や危険ドラッグ所持の容疑でお騒がせ中の「NHK」の名も……。

 そういった数名の記者がいるからこそ、年々多くの競馬ファンから「勘違い記者は投票するな」「ファンにも投票させてほしい」という声が高まっているのだ。

 実際、JRAも宝塚記念(G1)や有馬記念(G1)といったグランプリは、競馬ファンの投票によって出走馬を決定している。それに投票そのものに関しても一昔前とは違い、ネットを利用して簡単に投票できるようになった。

「昔は新聞やテレビでしか競馬を見られないファンが多く、どうしても直近のレースの記憶が強くなりがちな一般人に投票させることに不安があったそうです。そのため、仕事として一年中競馬に携わっているマスコミの人間に投票させたことが現制度の始まり。ただ、今はネットでいつでも記録やレースを振り返ることができる時代ですし、ファン投票を開放してもいいという声は、年々高まってますね」(競馬記者)

 最後に、ネット上には「馬券を購入すればするほど、多くの投票ができるシステムはどうか」という斬新な意見もあった。

 なるほど、AKB48の総選挙ではないが、アイドルのメンバー構成でさえ“国民投票”で決まる時代。“AKB商法”を基にした“JRA商法”を試みれば、馬券の大幅な売り上げアップにつながるかもしれない?