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西川淳「ボンジョルノ!クルマ」

メルセデス・ベンツとBMW、なぜ日本で最近「売れて」いるのか?

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 軽自動車マーケットをみてもわかるとおり、いきすぎたB登録は中古車相場の値崩れを必ず引き起こす。超高品質な中古車(新古車などと呼ぶ)による供給過剰状態に陥るのだ。B登録するようなクルマはある程度人気の高い売れるものが多いので、必然的に中古車市場における流通台数も多い。そこに、新車のような中古車が大量に流れ込んで健全なマーケットが保たれるわけがない。セールスの先食いでしかないから、ボディブローのようにじわじわと後々の新車販売にも悪影響を及ぼす。

輸入車市場のターニングポイント


 16年にVWグループは、信頼回復を何よりも優先することだろう。そして、いまいちど日本市場におけるブランドの方向性を構築すべく、新たな戦略を立てるに違いない。一方でメルセデスやBMWといったプレミアムブランドは、VWやアウディの得意とする小型車マーケットを精力的に開拓しつつ、確実に地歩を固めて成長しようとすることだろう。台数よりも質という転換を図るブランドもあるかもしれない。

 日本市場における輸入車マーケットは驚くほど小規模であり、ついに米フォードは今月、日本市場からの撤退を表明した。しかし、海外勢にとってはまだポテンシャル=見込みのある市場だと考えることもできるだろう。

 VWショックというピンチを、はたしてチャンスに変えることができるのかどうか。いずれにせよ、16年は日本市場における輸入車市場のターニングポイントになりそうだ。
(文=西川淳/ジュネコ代表取締役、自動車評論家)

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