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トヨタが狙う、ダイハツとスズキの完全支配…スズキ、単独での生き残り困難

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 トヨタダイハツに対して完全子会社化を提案したのは、スズキがトヨタに対して提携を申し入れた時期に近い昨年秋。

「トヨタは完全子会社化することでダイハツを完全にコントロールし、軽自動車販売でこれまでのような無理な競争をしないと、スズキに誠意を示したのではないか」(専門誌記者)

 ダイハツは、軽自動車販売の低迷やインドネシアでの販売不振で業績が悪化しており、トヨタとしても連結子会社であるダイハツの業績を問題視していた。トヨタがダイハツを完全子会社化した後にスズキと提携すれば、競争も沈静化して軽自動車市場が正常化するとの読みもある。

 トヨタとスズキは提携が報じられてから「提携交渉に入ったという事実はない」(スズキ)、「そのような事実はない」(トヨタ)と、ともに否定するコメントを発表している。ただ、トヨタのダイハツ完全子会社化の決定で、スズキとの提携交渉が水面下で進行するとの見方は強まっている。
(文=河村靖史/ジャーナリスト)