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JRAに干された!?  岩田康誠騎手「絶不調」は、やはり後藤浩輝騎手の自殺が……

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 関西の名手・岩田康誠騎手の不調の波が止まらない。

 岩田騎手といえば、なんといっても大舞台での勝負強さが印象にある。2013年の年度代表馬ロードカナロアの主戦騎手を務めるなど、G1を始めとした“ここ一番”では無類の勝負強さを発揮する凄腕である。

 岩田騎手が編み出した「馬の背中にトントンと尻をつけるような」独特の騎乗フォームは、関東の大御所・蛯名正義騎手など多くの有力騎手が実践し、新たな騎乗スタイルを確立させている。

 一昨年もリーディング2位、昨年も秋を迎えるまでは極めて順調だった。ところが昨年の9月、夏競馬の最終週に小倉2歳ステークス(G3)を勝って以来、重賞勝利がパタッと止まってしまう……。

 秋競馬を迎えるまでは、まさに絶好調だった。勝負所で果敢にインコースを突く騎乗がハマりにハマり、年明けから9月まで「13」の重賞勝ち。しかし、なんとそこから有馬記念の年末まで1つも重賞を勝てなかったのだから、単なる絶不調では片づけられない状態だ。

 今年になっても「1年の計を占う」といわれている金杯(G3)で、2番人気で12着に敗退し“不吉なスタート”を切った岩田騎手。案の定、今週まで重賞ではまったく良いところがない。

「実は、昨年結果を出していた岩田騎手の『勝負所で果敢にインコースを突く騎乗』が、JRA(日本中央競馬会)の目に余ったのでは、と噂されています。その代表的な例が、今一番のお手馬であるオークス(G1)馬・ヌーヴォレコルトでの騎乗だったようです」(競馬記者)

 確かに、岩田騎手とヌーヴォレコルトのコンビで出走した昨春の中山記念(G2)では、インコースへの強引な進入を注意され罰金15万円と重い制裁を受けている。

「それでも注意と罰金だけでしたし、岩田騎手はその後も強引な騎乗で重賞を勝ちまくっていました。しかし、ヌーヴォレコルトと出走した9月のオールカマー(G2)で、再び強引にインコースを取りに行ったところで、とうとうJRAの勘に袋の緒が切れたらしいです」(同)

 しかし、仮にいくらJRAのお怒りを食らったとしても、騎乗停止になったわけでもないし、岩田ほどの名手がいきなり重賞レースで勝てなくなってしまうものなのだろうか。

「もちろんJRAがレースに直接関わるということはありません。ただ競馬を仕切っているのは、あくまでJRA。微妙な部分なので大きな声では言えませんが、やろうと思えば色々なことができるらしいですよ」(同)

 そういった前出の競馬記者が挙げたのは、G1における岩田の枠順だった。競馬の枠順は出走馬が確定した段階で“抽選”で決まるらしいが、確かに昨秋の岩田はG1で驚くほど外枠を引きまくっている。

 秋の天皇賞やジャパンカップといったG1でも格の高い大一番では、当然のように大外8枠。ヌーヴォレコルトと挑んだエリザベス女王杯(G1)でも、大外の8枠18番とまるで締め出されているかのようにも見える。

 つまり、フルゲートが常識のG1で大外枠ばかりを引かされては、岩田得意の『勝負所で果敢にインコースを突く騎乗』は物理的に不可能に近いということ。前出の競馬記者は続ける。

「もちろん、たまたま運が悪かっただけなのかもしれません。ただ、秋の天皇賞以降、唯一まともな枠だったのが、枠順の抽選が一般ファンに公開される有馬記念(G1)だけだったというのが、なんとも悲しいところです」

 岩田騎手といえば、その剛腕ぶりや勝負強さが光る一方で、昨年の2月には自分が原因で2度の落馬事故に後藤浩輝騎手を巻き込んでしまった。後藤騎手はその後自殺するなど、“素行”という点では印象がいいとはいえない。

「岩田騎手が編み出した独特の騎乗フォームも真似する騎手がいる一方で、周りの競馬関係者からは『美しくない』『見ていてみっともない』『馬を痛める』と極めて不評なようです。そういう点もJRAからすれば面白くないでしょうね」(同)

 武豊騎手が、かつて岩田騎手が所属していた園田競馬でトークショーを行った際、「一緒にレースをしたくない騎手はいますか」という“無茶ぶり”に「います。でも“ここ”では言えません」と応えて『これって岩田じゃないの?』とネット上で波紋を呼んだことがあった。

 また、昨年に引退した藤田伸二元騎手は、自身の著書で岩田騎手の乗り方に「絶対に認めたくない」とまで言い切っている。

 確かに岩田騎手本人にも色々と問題があっての現状なのかもしれない。ただ、まだまだ今年の競馬は始まったばかり。ここから岩田騎手がどのように復活するのか、注目である。