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映画の“続編”に必要なもの何か? 『スター・ウォーズ』から『ファインディング・ドリー』まで多様なアプローチを考察

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 映画において人気作品の続編を作ることは、決して簡単ではない。続編が作られるということは、第一作が成功して評価を得たことの証であり、そこで得たファンがかなり高い確率で観てくれるという意味で興行的にもメリットは大きいが、鑑賞者は必然的に前作との比較をするため、より評価が厳しくなりがちである。続編を楽しみにする人々はもちろん、前作と同等かそれ以上の興奮や感動を求めるので、制作側はすでに築いた世界観になにかしらの新しい視点を提供しなければいけないが、かといってあまりにも異質な作品にしてしまうと、それはそれで「ファンの期待を裏切った」と批判されてしまう。

 だからこそ、多くの作品は前作で描いたストーリーをなぞる形で、さらに過剰な演出を施すという形式に落ち着く。スーパーヒーローは新たな武器でより強大な敵に挑み、モンスターは増殖してしつこく付きまとい、涙の感動物語はさらに深刻度を増して死人も出る、といった具合に。もちろん、それで作品のスケールがアップして人気シリーズとなる場合もあるし、登場するキャラクターなどに愛着を持てる場合は、そのお約束感も楽しみのひとつとなり得るだろう。

 しかし最近は、うまく切り口を変えることで過剰な演出を抑えつつ、ファンたちの期待に応えようとする作品が目立っている。

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