NEW

二階堂ふみのラブシーンはなぜ心を揺さぶるのか 10代で脱いだ大物女優の系譜から考察

【この記事のキーワード】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【リアルサウンドより】

 二階堂ふみの存在を筆者が初めて強く意識したのは、彼女が16歳の時。出世作となった『ヒミズ』でのことだ。鬼才・園子温にみそめられ、その才能を十二分に発揮。同作でヴェネツィア交際映画祭の最優秀新人賞、日本アカデミー賞では新人俳優賞に選出され、瞬く間に映画界の寵児として駆け上がっていった。

 その後も、園子温、中島哲也、山下敦弘らの作品に意欲的に出演を重ねる現在の活躍ぶりは、改めてここで書き記すまでもないだろう。ではなぜ二階堂ふみが、若干21歳ながら本格派女優として高い評価を得ているのか。それは、間違いなく演技の幅にある。時には、関西人でも驚くレベルの大阪弁を使いこなすオネーチャン。ある時は、極道の組長の娘としてのド派手な配役をこなし、殺人者の恋人を支える健気な中学生まで、あらゆる”顔”を演じてきた。そんな中でも、個人的に最も印象強いのは熊切和嘉監督の「私の男」での表現力である。同作では、撮影当時19歳であった二階堂ふみの濃厚かつ、妖艶なラブシーンが話題を集めた。

続きはこちら