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【競馬】浜中俊騎手の落馬事故。踏んだり蹴ったりの結果は「イエスタカス!」で有名なアノ人も?

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 先週7日、東京競馬のメインレースで「ポスト武豊騎手」ともいわれる新鋭の浜中俊騎手が落馬した。最後の直線、立ち上がった馬の上から内柵を乗り越えるように落馬した姿に現地の観客からも悲鳴が漏れ、一時は騒然となった。

 府中市内の病院で精密検査を行った結果、左橈骨(とうこつ)遠位端骨折など4か所の骨折と診断。浜中騎手は2週間前にも派手に落馬していたため、まさに踏んだり蹴ったりの事故である。

 そして、この事故に特に心を痛めているであろう人が、美容整形で有名な高須クリニックの院長・高須克弥氏だ。

 実は、浜中騎手が騎乗していたダッシングブレイズは、一昨年の10月に高須氏が「イエスタカス」として馬名を登録しようとしていた馬。しかし、当時はJRAの馬名審査基準を満たすことができずに却下されたとあり、「イエスタカス」はダッシングブレイズとしてデビューすることに。

 高須氏は却下後も「イエスイエスタカス」「イエスタカスイエス」などの別案も出したが、いずれも却下。納得のいかない高須氏は激怒し、本件をツイッターで告白。ネット上で大きな話題を生むこととなった。

 しかし、高須氏が怒るのも無理はない。なにせダッシングブレイズと同世代には、ドン・キホーテの創業者・安田隆夫氏が命名した桜花賞馬「レッツゴードンキ」がいる。こちらがアウトで、あちらがセーフとなれば気を悪くするのも当然だろう。

 ただ、“イエスタカス騒動”は思わぬ形で決着する。テレビ局が調べた結果「イエスタカス」は、馬名審査すらされていない疑惑が浮上。しかもJRAからは「イエスタカスが審査に通らない理由はない」との情報も……。

 つまり、高須氏とダッシングブレイズを共同購入した大学時代からの友人が「イエスタカス」の馬名申請をしていなかったということだ。これには高須氏も呆れ果て、出資した金額を返還させるとともにダッシングブレイズから一切の手を引いた。

 その後、もともと高い素質が期待されていたダッシングブレイズは昨秋から3連勝を重ね、先週の東京メインレースでも1番人気に推された。晴れの重賞の舞台であり、ここを勝てばいよいよG1に挑戦と思われていた矢先の落馬事故。

 ダッシングブレイズの名は「浜中落馬」というトレンドワードと相まって、不名誉な形で世に広まってしまった。

 幸い、浜中騎手の命に別状はなかった。だが、事故直前に隣で走っていたのが、昨年自殺した後藤騎手の2度の落馬事故の原因となった岩田康成騎手。もともと競馬の素行を何かと問題視されている岩田騎手だけに、レース直後のネット上では「また岩田か」「岩田最悪かよ」など競馬ファンからは怒りの声が噴出していた。

 しかし、後にJRAが本件を浜中騎手自身の危険騎乗と判断し5万円の過怠金を課した。パトロールビデオを確認した競馬評論家たちも一様に浜中騎手の不注意を指摘し、岩田騎手を擁護。競馬ファンの怒りは鎮静に向かったが、岩田騎手も気が気ではなかっただろう。

 また、件のレッツゴードンキに桜花賞(G1)を勝たせたのも岩田騎手であり、たまたま浜中騎手の隣を走っていただけとはいえ、因果な男である。

 運命論ではあるが、もし仮に馬名審査が正常に行われ、ダッシングブレイズが「イエスタカス」としてデビューしていれば、このような事故は起こらなかったかも……なんて想像もしてしまう。そんなことは誰にもわからないが、本来なら馬主になっていたはずの高須氏にとってもまた、踏んだり蹴ったりの事故であったことは言うまでもない。