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競馬の顔・武豊が久々「有力馬」でクラシック戦線へ!? “最強軍団”との全面戦争勃発か

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 プロ野球はキャンプ真っ只中。いよいよ開幕に向けて日も浅くなってきた。外の空気はまだまだ寒いが、来るべき春に向け、スポーツ界も徐々に熱を帯びてきた印象である。

 そしてそれは競馬も同じ。来週末には年最初のG1競走「フェブラリーS」が開催され、その後は3歳春のクラシック路線、古馬の王道路線に直結するレースが目白押しとなる。競馬ファンにとっては春が待ち遠しいことだろう。

 特に今年の3歳牡馬クラシック路線は、近年まれに見る「超ハイレベル」なメンバーになると予想されている。3戦3勝できさらぎ賞(G3)を圧勝したサトノダイヤモンド、朝日杯フューチュリティS(G1)で他馬をねじ伏せたリオンディーズを筆頭に、東も西もドえらいレベルの有力馬がそろい踏みだ。例年以上に面白い競馬が展開されること間違いなしだ。

 春の牡馬クラシック競走は「皐月賞(G1)」「日本ダービー(G1)」であるが、どちらも競走馬が3歳時にしか走れない「一生一度」の舞台。競馬関係者にとっても夢の舞台であるが、1990年代、そして2000年代、このクラシック競走で常に有力馬に乗り続けてきたのが、競馬界の顔役・武豊騎手だ。

 武騎手は「皐月賞3勝」「日本ダービー5勝」という圧倒的な実績を残している。ナリタタイシン、タニノギムレット、ディープインパクト……競馬史を彩った名馬たちの多くに騎乗し、結果を残し続けてきた。

 だが、2010年代に入り、ケガやそれに伴う不振、地方競馬出身騎手や外国人騎手の台頭によって有力馬が以前のように回らなくなってきた。13年に騎乗して日本ダービーを制したキズナも、主戦だった佐藤哲三騎手の落馬負傷による、いわば“代役”での勝利ではあった。ここ最近の武騎手は、クラシックで文句なしの有力馬に騎乗するという例はあまりなかったといえる。

 しかし、今年は違う。16年の武騎手は、クラシックを前に「近年最高」の有力馬数頭に騎乗できる可能性を持っている。

 まず、デビューから3戦2勝、前走の朝日杯(G1)を2着としたエアスピネル。リオンディーズに破れたものの3着を4馬身突き放し、世代トップクラスの実力を見せつけている。クラシックという“本番”で活躍するポテンシャルは十分にある。

 さらに、2戦2勝のドレッドノータス。前走京都2歳S(G3)を鋭い差し脚で完勝した姿からはスケールが感じられる。クラシック直前の重賞に出走してくるのは間違いないだろう。

 そして、3戦2勝、前走東スポ2歳S(G3)を後方からの大外一気で楽々差し切ったスマートオーディンである。このスマートオーディンは今週末14日開催の共同通信杯(G3)に出走予定。ここ数年ドゥラメンテやイスラボニータなどの皐月賞馬を輩出し、これまで以上に「出世レース」としての色合いが濃くなった同レース。勝てば一躍「クラシックの有力候補」に躍り出ることは間違いない。

 以上のように、ここ数年で考えれば良血、素質馬に恵まれている武騎手。これなら、今年はクラシックが武中心に回るかも……なんて考えもめぐらせてしまう。ただ、そうそう甘いものでもないらしい。

「残念ながら、現在クラシック最有力とされるのはリオンディーズとサトノダイヤモンドで、この2頭の実力は、レースを見た限りでは圧倒的なのが現状です。それぞれ騎手はM.デムーロ、C.ルメールという、昨年からJRA騎手になった外国人騎手というのがまた切ない。14日の共同通信杯に関しても、1番人気は前走ホープフルS(G2)のハイレベル戦を楽勝したハートレー。この馬には横山典弘騎手が騎乗の予定ですが、人気では先んじられるでしょう。クラシック制覇への道は険しいのが現状ですが、武さんが今年クラシック競走を1つでも勝利すれば、来年はさらに有力馬が回ってくることになると思いますよ」(競馬記者)

 46歳にして、まるで若手のごとく上昇の可能性を秘めているのもすごい話だ。ファンとしては、武騎手の全盛期の鬼神のごとき活躍をもう一度見てみたい。そのためには「クラシック1勝」が必要。まずはその試金石、14日の共同通信杯のスマートオーディンに注目である。