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世界一のマナーを誇る日本人が、最下位フランスでまさかの“大逆転”!? 日本人が「超最低」だった1日とは

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 市場調査会社「TNSインフラテスト」社が、世界のホテル業者を対象に毎年のように実施している「優れた旅行客ランキング」。宿泊客のマナーの徹底や礼儀正しさ、チップの扱いに至るまで、数多くの審査基準を設けた世界的にも有名な審査だが、ここで極めて高い評価を受けているのが我々「日本人」である。

「きれい好きで礼儀正しく、物静か」「マナーを把握して、適切に厳守している」「清潔で礼儀正しく、不平を言わない」など、世界のホテル業者らの間で日本人旅行者は絶賛の嵐。「金の払いも良い」「英語を理解している人が多い」など、“爆買い”で知られる中国人観光客を退けて堂々“世界NO.1”の評価を受けている。

 対して、世界のホテル業者らが毎年のように「世界で最もダメな旅行客」との評価を下しているのがフランス人旅行者。「ケチ」「英語があまり使えない」「文句をしょっちゅう言う」さらには他国でも平気でフランス語でしか話さない態度が無礼など、散々な言われようだ。

 しかし、この世界の“常識”が180度きれいに逆転してしまう場所が、おそらくは世界中でたった一つだけ存在する。

 それは、フランス競馬が誇るビッグレース・凱旋門賞(G1)を行うロンシャン競馬場だ。

 中でも当時の国民的スター、ディープインパクトが出走した2006年の凱旋門賞の開催日は特にひどかったようだ。翌日には地元フランスの専門紙『パリチュルフ』が“インパクトの狂喜…”と見出しを立て、日本人観光客の最悪な態度の数々を掲載したほど。

 ディープインパクトの応援に駆け付けた約6000人もの日本人は、フランスのロンシャン競馬場でも“日本流”でやりたい放題。奇怪な馬の被り物をかぶり、レーシングプログラムの強奪は当たり前。さらには“ジャパンマネー”の力で、ディープインパクトの単勝オッズを一時1.1倍にしてしまう暴虐ぶりだったらしい。

 極めつけは、パドック(出走各馬がお披露目に周回する場)でフラッシュを光らせまくり、ディープインパクトに乗っていた武豊騎手から注意を受けたこと。武豊に相手をしてもらったことで、さらにバカ騒ぎしていた日本人観光客の姿には、周りの外国人観光客もドン引きだったようだ……。

 このような“世界一優れた旅行者”の誇りなど見る影もない姿に、ネット上では「これはひどい」「最悪」「同じ日本人として恥ずかしい」など辛辣な意見が飛び交い、中には「ディープインパクトが負けたおかげで、これ以上のバカ騒ぎにならなくて本当によかった」などという意見も飛び出すほどだった。

 レーススポンサーの看板の上から横断幕を垂れ流し、挙句にはハズレ馬券を空中にばら撒く我が庭のような振る舞い……。これにはディープインパクトと武豊の応援に行ったはずが、逆に「足を引っ張った」と海外メディアから揶揄されても仕方ないかもしれない。

「これは日本と欧州の競馬に対する認識の違いが大きな原因でしょう。日本の競馬は大衆ギャンブルの一つですが、欧州各国の競馬は高級紳士のスポーツ。凱旋門賞ほどの国際的なレースになると、訪れる観客の大半はスーツやドレスといった格好です」(競馬記者)

 あれから10年……今秋から凱旋門賞などの世界主要レースの馬券が、日本で販売されることが決定した。これを機に海外競馬目当ての旅行者は減少するだろうが、その分、日本中央競馬会(JRA)の馬券売り上げの一助になることは間違いないだろう。

 ただ、本当に「よかった」と思っているのはJRAではなく、もしかしたら遠いフランスの競馬関係者かもしれない。