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巨大帝国セブン&アイ、異常すぎる鈴木会長独裁帝国が完成…深刻な後継者不足露呈

文=編集部

清水建設

 清水建設は4月1日付で取締役専務執行役員の井上和幸氏が社長に昇格する。社長の宮本洋一氏は代表権のある会長に就く。社外取締役を除く序列で10人抜きだ。宮本氏は井上氏を社長に起用した理由を「顧客の評判が高く、多くの人から愛される点が決め手だった」と述べた。

 井上氏は「インフラや海外に活路を見いだしたい」と抱負を語った。人手不足の克服を経営課題に挙げ、女性が働きやすい環境づくりにも取り組む。

 1981年、早稲田大学大学院修了後、清水建設に入社。大学では建設工学を修めた。2013年に執行役員、15年に取締役専務執行役員。最新工法を採用した横浜・みなとみらい地区の超高層ビルの工事長を務めたことでも知られている。

 現在、名古屋支店長である。入社以来、およそ20年間、建築の技術屋だったが、46歳で営業に移った。施工不良などの失敗を若手に伝えるための講習会を始めている。杭打ちデータ偽装問題など建設業界の信頼が揺れている。井上氏は「技術だけでなく『ものづくりの心』を養わなくては(いけない)」と考えている。

 清水建設の15年4~12月期の連結営業利益は620億円と前年同期比で倍増した。宮本氏はトップ交代を決断した背景として「業績の回復」を挙げた。

中部電力

 中部電力は4月1日付で副社長の清水希茂氏が社長に昇格する。社長の苅田知英氏は代表権を持つ会長になる。4月からの電力小売り完全自由化を控え、新しい経営体制に切り替える。

ヒューリック

 旧富士銀行(現みずほ銀行)の銀行店舗ビルの管理からスタートを切った不動産開発のヒューリックは、3月23日付で副社長の吉留学氏が社長の椅子に座る。吉留氏は旧富士銀行で09年に副頭取に就いた。12年にヒューリックの常勤監査役に転身し、15年から副社長となった。代表権のある会長になる西浦三郎氏も旧富士銀行の出身だ。みずほ銀行取締役副頭取を経てヒューリック入りした。旧富士銀行というルーツをかたくなに守っており、ほかにも役員は旧富士銀出身者のオンパレードだ。

 ヒューリックは明治安田生命保険が筆頭株主で、旧富士銀行系の不動産会社である東京建物が第3位の大株主だ。日本ビューホテルを傘下に収めるなど多角化を進めているが、ヒューリックはみずほ銀行投資組合からビューホテルの25%の株式を取得した。今後、ホテルの開発で協業する。

BusinessJournal編集部

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