NEW
山崎俊輔「発想の逆転でお金に強くなる『お金のトリセツ』」

お金の問題、親の常識は間違い!いつまでも解決できず苦労&大損…脱出法とは?

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「Thinkstock」より

お金の悩みのほとんどは近視眼的問題により解決できない


 お金の問題から無縁である、という人はまずいません。中高生であってもそれなりのお金の悩みがあるはずですし、社会人になって自立すれば問題を抱え続けながら人生を過ごします。年金生活者になってもやはり、やりくりをどうするかお金の問題から逃れられません。

 しかし、お金の悩みを抱える人のほとんどが、その問題を解決できずに苦労し続けています。ある人は「転職」が解決策になることをわかっていながら踏み出せず、4年も時間を無駄にしてしまいました。早く行動に移していたら4年間で600万円多く稼ぐことができ、より充実した仕事ができていたというのに、実にもったいない話です。

 お金の問題を解決できない理由は2つありますひとつは「近視眼的」になってしまうことで、自分の問題を客観的に捉えられないことが現状認識や問題解決を遠ざけてしまいます。もちろん自分の問題について完全に他人目線にはなれません。しかし客観視する意識を持たないままでは、お金の問題の解決に近づくことはできないのです。

視点を変え、発想を逆転してみよう


 ビジネスにおいてはよく「顧客視点」といわれますが、販売者や生産者の目線だけではなく、その買い手の意識を持つことが重要であることを物語っています。これは個人のお金の問題でも同じだと思います。

「同僚のあいつはなぜお金に苦労せずやりくりできているのだろうか」と考えることで、同じような立場にありながら違う判断をしている人の「目」を借りることができます。

「なぜあの人は私に住宅購入を強く勧めてくるのだろうか」と考えることができれば、「私が家を買いたいと思う気持ちを汲んで、いろんな提案をしてくれる親切な人」という誤解から逃れることができます。

 相手の視点に立ったり、違った立場の人の視点に立ってみることで、発想が逆転し、お金の問題を解決する糸口が見つかるのです。

常識だと思っているものは疑ってみよう


 世の中の常識だと思っていることを疑いもせず、お金の問題で遠回りしている人もたくさんいます。たとえば、以下のような主に団塊世代(すでに引退している年代)のお金の常識です。

・転職するより今の会社でガマンするべき(雇ってもらった恩義を忘れるな)
・家はさっさと買うべきで住宅ローンはできるだけ使う
・子どもの学費は借金してでも親が払えばいい
・株なんかやめておけ、ろくな人生にならない
・退職金のことなど考えず仕事に専念する

 こうした典型的「お金の常識」はすでにガラパゴス化していますが、知らずに受け入れている人、親に相談し助言を請う人がいます。