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低所得者は「我慢」が不得意?なぜ喫煙率高く、食事は米・パン偏重?

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「最近は、サラダバーや焼肉の食べ放題のようなサービスを、リーズナブルな価格で実施している飲食店が人気を博しています。やはり、『野菜や肉を摂らなければ』という意識は、多くの人の中にあるのでしょう。そういった店が人気を集めるのは、『たまにしかない来店機会に、肉や野菜をたくさん摂りたい』という意識が働いているからだと思います。ただ、栄養は“食い溜め”ができないため、効果的な対策とは言いがたい部分もあります」(同)

 自分の食生活の乱れは自分が一番わかっており、時には改善に動くものだ。しかし、常日頃から気にかける経済的・精神的な余裕があるかといえば、それは難しいだろう。

「余裕はないと思います。実際、私も若い頃はかなり無理してお金を貯めようとしたことがありましたが、いわゆるコンビニ弁当を買う時は大盛りのパスタを選ぶなど、“安くておなかがいっぱいになるもの”を優先していました」(同)

なぜ低所得者は、お金がかかるたばこをやめられないのか


 では、年々値上がりしているたばこに関してはどうだろうか。

 喫煙者の割合を見ると、低所得の男性35.4%、女性15.3%となっている。一方、高所得は男性29.2%、女性5.6%だ。今や“お金がかかる嗜好品”の代表格ともいえるたばこだが、男女共に低所得者のほうが喫煙率が高い。男性は約6%の差だが、女性に至っては3倍近くの開きが生じている。低所得者のほうがたばこを嗜む傾向にあるのは、なぜなのだろうか。

「これについては、一概に言うことはできませんが、あえていえば『所得が低いからたばこを吸う』わけではなく、『たばこを吸う人は所得が低い傾向にある』のだと思います。というのも、喫煙は習慣性のもので、やめるには我慢が必要ですよね。

『マシュマロ・テスト』という、子供時代の自制心と将来の平均所得の関連性を調査した有名な実験をご存じでしょうか。これは、実験者の大人が『このマシュマロは君のものだけど、私が外出して戻ってくるまで食べずにいれば、もうひとつマシュマロをあげるよ』と子供に伝え、我慢できるかどうかを見るという実験です。そして、我慢できた子のほうが、成人してからの所得が高いという研究結果が出ています。

 つまり、ある目標に向かってきちんと自己管理ができる人は、比較的所得が高いということがいえます。食事でもダイエットでもそうですが、たばこを吸う人の側面のひとつとして“我慢すること”が不得意であるといえ、その一面は、効率的に仕事の成果を上げることの弊害になっているとも考えられます」(同)

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