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映画『珍遊記』は原作ファンを裏切らないーー漫☆画太郎作品への溢れるリスペクトを検証

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【リアルサウンドより】

 勇猛果敢にも誰もが実写化不可能と匙を投げていた、不条理なギャグ漫画を実写映画化した猛者が現れた。かつて同じように実写化は不可能と謳われていたギャグ漫画『地獄甲子園』をはじめ『魁!!クロマティ高校』『ババアゾーン』等を実写映画化してきた山口雄大監督がその人である。

 週刊少年ジャンプに連載され、その荒々しい画風と子供たちが大好きな下ネタをふんだんに盛り込み一世風靡した『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』。日本人なら誰でも知っている「西遊記」をモチーフに、町一番のかぶき者で凶悪な暴れん坊だった主人公・山田太郎と、そんな太郎を改心させた高僧・玄奘の天竺への旅を描きつつ、数々の刺客たちと支離滅裂なバトルを延々繰り広げた衝撃的なナンセンス・ギャグ漫画だ。この作品を実写で映像化するという偉業に取り組んだ山口監督は、これまでにも漫☆画太郎作品の実写化に意欲的に取り組み、ゆうばりでヤングコンペ部門グランプリを獲得した『地獄甲子園』(03)を発表して以来、不条理でナンセンスなギャグ作品の異様な世界感を見事に成立させてきた。

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