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原発離婚も多数! 逃げる逃げないで夫婦関係が破綻、放射線量130倍でも自己責任で支援なし…自主避難者たちの窮状

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【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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『ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者』(吉田千亜/岩波新書)

 今年3月11日、福島第一原発事故から5年を迎える。だが苛烈な原発事故を由来とする様々な問題は解決の目処が立つどころか、いまだ拡大し続けている。

 終息とはほど遠い福島原発の現状、進まない除染、未だ避難生活を続ける多くの人々、相次ぐ汚染水漏れ事故……。最近の世論調査でも「道筋が見えていない」が7割にものぼる復興の現状――。なかでも切実なのが子どもたちの被ばくだ。2月には事故後に甲状腺がんと診断された福島県の子どもたちが167人にのぼるという驚愕の発表がなされたが、親にとって子どもの被ばくは事故直後から現在まで最も切実なもののひとつだろう。事故直後から多くの親が幼い子どもたちを連れて“自主的”に“被爆地”から避難したが、それはただ生活の場が変わるというだけでなく、人間関係、経済、教育、そして家族そのものを崩壊させるものだった。