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花粉症は治せる時代に?8割のスギ花粉症患者に効果があった舌下免疫療法が保険適用に

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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スギ花粉症の患者は推定3000万人以上(shutterstock.com)

 春の風が花粉とともにやってくるこの季節。毎日、憂鬱に過ごしている人も多いだろう。アレルギーの中でも多いのがスギ花粉症で、日本人では推定3000万人以上、4人に1人がスギ花粉症であると考えられている。その治療法の選択をどう考えればいいのか?

 花粉症は体質を改善することが重要といわれており、整体や鍼灸、漢方薬といった本格的なものから、ヨーグルトを食べるなどの健康法などもある。

 なかでも最近、テレビなどで評判なのが、「鼻うがい」だ。専用器具を使い生理食塩水で行うと、痛みも無く鼻づまりも改善され爽快感が得られる。しかし、やり方を間違えれば、中耳炎を起こしたり、やりすぎることで鼻の粘膜機能を損なう可能性もある。

 鼻うがいで最もしてはいけないことは、水道水を使うこと。鼻の粘膜を傷つけるだけでなく、水道水の中にはわずかだが細菌やアメーバーが存在し、非常にまれだがアメーバー脳炎を発症することもあるというから、正しく行うことが肝心だ。

100年以上もの歴史のあるアレルゲン免疫療法

 このように、花粉症のシーズンになれば、患者たちはさまざまな方法を試すものであるが、対処療法ではない根本的な治療法はないのだろうか?

 そこで紹介したいのが「アレルゲン免疫療法」だ。減感作療法、免疫的脱感作療法、アレルゲン特異免疫療法とも呼ばれ、100年以上もの歴史のある治療法だ。

 そもそも免疫とは、体内に侵入した病原菌やウイルスなどの異物に反応し、抗体を作ることで、それらを排除しようとする仕組みである。だが、花粉やハウスダスト、特定の食べ物など、体に害のないものでも、害のあるものと体が勘違いし、免疫が働いてしまう。それこそがアレルギー反応である。

 アレルゲン免疫療法には「皮下免疫療法」や「舌下免疫療法」などがあり、どちらともアレルギーの原因となっているアレルゲンを、少しずつ体内にとりこみ、体を徐々に慣らし、アレルギー反応を起こさないようにしたり、緩和していくというものだ。