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貴乃花親方と新興宗教…祭主の終末思想本に推薦文、部屋一門が神社で稽古

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両国国技館(「Wikipedia」より/Goki)
 時津風部屋力士暴行死事件(2007年)や八百長事件(11年発覚)など不祥事が相次ぎ、一時は解体の危機に瀕した大相撲。それが見事に起死回生を果たし、初場所で優勝した琴奨菊の横綱昇進にも注目が集まるなどして、現在行われている大阪場所も大盛り上がりだ。


 この勢いが今後も続くかどうかは、運営に携わる日本相撲協会上層部の舵取りにかかっているのは間違いない。今場所後の3月28日には、評議員会を経てトップを決める理事長選が行われることになる。

 理事選は、投票権を持つ親方らが自ら所属する一門の推薦候補者に投票するのが基本だ。ただ、それはあくまで基本。自身の考えに近い候補者が一門以外にいる場合、慣例を破ってそちらに票を入れることもできる。そんななか注目されているのが、現職の八角理事長(元横綱北勝海)と貴乃花親方(元横綱)との戦いだ。

 その天王山に向けての気合の表れなのか、今月初めに貴乃花親方が突然頭を丸めたことが話題となった。「ひょっとしたら、神様の教えによるものかもしれませんね」と相撲界に詳しい記者は語る。

祭主の書籍に推薦文


 大阪場所中はどの部屋も関西地方の支援者などを頼って宿舎を求める。交通の便や15日間の力士の体力温存を考えれば少しでも会場から近い場所を選びたいものだが、貴乃花部屋が例年拠点を構えるのは、会場である大阪府立体育会館から車で1時間あまりのところにある京都府宇治市の神社だ。今場所もここに寝泊まりし、敷地の一角につくられた土俵で力士らは稽古に励むことになる。

 神社の名は「龍神総宮社」。先代の辻本源治郎氏が1961年に設立した、比較的歴史の浅い宗教法人だ。現在は2代目の辻本公俊氏が祭主を務めているのだが、この公俊氏がかつて記した一冊の本が注目されたことがある。タイトルは『2012人類の終焉 太陽からの啓示』。同書は2006年に発売され、表紙の帯には貴乃花親方が「この本を推薦します」と顔写真付きで推薦文を寄せているのだった。

「その書名からは『終末思想』が浮かんできますが、はっきりいって本の内容自体にタイトルの印象ほどのインパクトはなく、『終焉にならないように、こういうことに気をつけましょうね』と、読者に説教する程度です。しかし、こんなタイトルの表紙にデカデカと貴乃花親方の推薦文が載っているのを見た人は、相当驚くでしょう。ちなみに、龍神総宮社のホームページには神社の鳥居の上に光が写りこんだ写真が掲載されており、『とにかく驚きです。先代祭主先生様のお姿に!』と書かれています。さらに、そんな「香ばしさ」がちりばめられたなかに、しっかりと貴乃花部屋も紹介されています」(同)