NEW

ホスト狂いで借金、架空診療で7千万円騙し取り…逮捕のタレント女医を待ち受ける地獄

【この記事のキーワード】

, , , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
脇坂英理子オフィシャルブログ」より
 3月9日、診療報酬をだまし取ったとして、医師でタレントの脇坂英理子容疑者が警視庁組織犯罪対策4課に詐欺容疑で逮捕された。


 脇坂容疑者は、実際には診療をしていない患者への診療報酬として、経営していた2カ所のクリニックで合計約6900万円を不正に受給していたとされる。本件では、暴力団組長の関与の下で、接骨院や歯科医院などを舞台に組織的な診療報酬不正請求が行われていることが判明しており、被害額の合計は約2億8000万円に上ると見られている。

 脇坂容疑者の逮捕容疑は、2012~14年に経営していた「Ricoクリニック」などで患者14人を何度も診察したように装い、8自治体に診療報酬を請求、約155万円を詐取したというものだ。同クリニックは12年に千葉県船橋市で開院後、東京・目黒区に移転、昨年5月に閉院していた。

 医療機関に支払われる診療報酬は、窓口での患者負担分(1~3割)と保険者(自治体や健康保険組合)の支払い分で構成される。警視庁は、脇坂容疑者らが患者役の保険証を使って診療をしたかのように請求し、保険者から計約6900万円をだまし取ったと見ている。

診療報酬の不正受給は発覚しづらい


 保険請求の仕組みは性善説で成り立っており、患者と医療機関が口裏を合わせて請求した場合、不正を発見することは難しい。脇坂容疑者は、患者役に1回2000円のニンニク注射を無料で受けさせ、さらにアルバイト代として5000円程度を支払っていたという。

 通常、詐欺などの知能犯は捜査2課が担当するが、本件では暴力団が関わる犯罪を扱う組織犯罪対策4課が担当している。同課は、最近ではプロ野球選手の野球賭博問題などを捜査している課だ。

 また、同課はすでに逮捕・起訴されている暴力団住吉会系組長や会社役員・早川和男被告らが、債務を抱えた医療関係者らを巻き込んで組織的な不正受給グループを構成していたと見ており、前述のように、その被害額は2億8000万円に達すると分析している。

 一部の関係者の裁判はすでに始まっており、3月7日には東京地方裁判所で早川被告ら3人の初公判が開かれ、いずれも起訴内容を認めている。

 起訴状によると、早川被告は、接骨院の実質的オーナーだったとされる住吉会系組長らと共謀し、11~13年にかけて東京・杉並区の接骨院で患者に施術したように装い、複数の自治体から合計約296万円をだまし取ったという。同日の東京地裁には、傍聴のために暴力団関係者と見られる人物が多数押しかけていた。