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タイの王室保養地で、日本人20人が全裸狂乱事件…国際問題に発展、タイ国内が騒然

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「Thinkstock」より
 タイ中部にある、同国王室の保養地でもある由緒正しい高級リゾート、ホアヒン。そこで今月5日夜に、日本人約20人が全裸になってビーチで円陣を組んで騒ぎ立てるという事件が起きた。事件の詳細を取材するため、タイなどで不動産情報提供サービスを手がけるAIS(Asia Investment Support)の協力の下、現地の状況を取材した。


 事件の経緯は以下のとおり。

 3月5日夜8時30分頃、ホアヒンにある高級ホテル「ザ インペリアル ホテル ビーチ リゾート」に社員研修のため宿泊していた株式会社DYM社員など約20人が、夕食後にホテルに隣接するビーチへ行き、全裸になり円陣を組んで大騒ぎをした。DYMはタイ現地でも事業を展開し、インターネットの誹謗中傷を防止するサービスなどを提供している。ちなみに、タイでは屋外で全裸になる行為は、日本の公然わいせつ罪と同様に刑事罰として有罪となる。

 ホアヒンはタイ王室ゆかりの地であり神聖な場所であることなどから、ホテルの従業員らがいさめたところ、この社員らは暴言を吐くなどしながら無視し、狂乱を続けた。

 その様子を見ていた現地人が、写真に撮影してツイッターに投稿。タイではこれまで中国人のマナーが問題になることが多かったことから、女性は「食事をしていたら、突然中国人ツアー客の集団が全裸で騒いでいる」と投稿した。すると、そのツイートがタイ国内で大炎上し、リツイート数は3月11日時点で1万2000を超えている。その後はテレビニュースなどで報じられ、反響は拡大していった。しかし、裸で騒いでいたのは中国人ではなく日本人だと判明。現地では驚きの声が広がり、ツイートをした女性も「言葉がわからなかった、中国人に謝らなければ」とコメントをした。

 行為の悪質さから、タイでは現地警察が捜査を開始したが、DYM社員らはすでに帰国してしまっていたことから、タイ捜査当局はホテルやガイドなどに捜査の上で、3月8日に容疑者不在としてDYM社員らをタイで起訴した。日本でも、同事件のあまりの悪質性の高さゆえに大きく報じられ、国際問題化している。

 DYMは事件直後、同社HP上からタイへの社員研修に関する記述を削除したのみで、取材や問い合わせにも「ノーコメント」と回答していたが、事件が国際問題化した3月10日になり、代表取締役である水谷佑毅氏の名前で紙一枚レベルの謝罪文を掲載した。しかし、この謝罪文は日本語のみであり、タイ国民への謝罪とは到底思えないものであったため、日本でも批判が殺到した。